バーベキューで使用する灰には、家庭菜園の肥料になる成分が含まれているので、肥料として庭に撒けます。
バーベキューをして出た灰が、家庭菜園の肥料として活用できたら、捨てるよりも有効活用できて良いですよね。
灰を土に撒いて肥料にする時のコツは3つあります!
本記事では、バーベキューの灰を肥料として撒くコツやその他活用法、ゴミとして捨てる時の捨て方を紹介しています。
バーベキューで出た灰の活用法や捨て方を知れば、家に持ち帰って有効活用できるだけでなく、不要な時でも正しい後始末ができますよ!
バーベキューをした後は、火消し壺で炭の消火ができます!
火のついた炭を入れて蓋を閉めるだけなので、誰でも簡単に火を消せますよ♪

バーベキューの灰は肥料になる!撒き方のコツ3つ紹介

バーベキューで出た灰を肥料として利用するには、コツが3つあります。
同じ箇所に灰を撒くと、土が植物が育ちにくい性質に変化してしまいますし、灰を他の肥料と混ぜて使うと、化学反応を起こしてしまいます。
バーベキューで出た灰は、植物が育ちにくい土に撒かなければ肥料になりません。
この章では、バーベキューで出た灰を肥料として撒く時のコツ3つについて、詳しく解説していきます。
灰を撒くコツを知れば、「灰を撒いたのに、植物が上手く育たない」といった問題は回避できますので、詳しく見ていきましょう。
【コツ1】植物が育ちにくい土に撒く!
灰が肥料として効果を発揮するのは、植物が育ちにくい土に撒いた時です。
私は家でレモンの木を育てていますが、肥料をやりすぎて上手く育たなかった経験があります。
元々育ちやすい土に、灰を過剰に撒いてしまうのは、肥料のやり過ぎと同じなのだと思いました。
バーベキューで出た灰を撒く時は、家庭菜園の中でも植物が育ちにくい箇所を選んで撒きましょう。
【コツ2】同じ箇所にたくさん撒かない!
酸性の土に少量の灰を撒けば肥料になりますが、同じ箇所に過剰に灰を撒くと、土がアルカリ性になって効果がなくなります。
バーベキューで出た灰は、一坪(畳2枚分)の土に対して100~150gの目安で撒きましょう!
肥料として灰を撒く時は、下の土が見えるくらい、うっすらとまんべんなく撒くようにしましょう!
【コツ3】他の肥料と混ぜて使わない!
一般的にホームセンターなどで流通しているような肥料と灰を混ぜて使うと、化学反応が起きる危険があります!
灰を肥料として撒く時は、他の肥料と混ぜて使わないよう気を付けましょう。
家庭菜園をしている方ならご存じでしょうが、肥料の成分はそれぞれ異なります。
肥料の中には、灰と化学反応を起こして、植物にとって有害なアンモニアガスを発生させるものもあるので、注意しましょう。
バーベキューの灰再利用方法3つ!肥料以外にも利用可能

バーベキューの灰を庭の家庭菜園に撒いて、肥料にする方法をお伝えしてきましたが、他の再利用方法も3つ紹介します。

炭は雪を溶かしてくれるんだ?
その通り、炭は雪を溶かすので、札幌市では灰を回収する業者もあるそうです。
この章では、肥料として撒く以外の灰の再利用方法3つについて、詳しく解説していきます!
灰の色々な再利用法を知れば、今まで捨てていたバーベキューの灰を日常生活で有効活用できますよ♪
【再利用1】虫除けスプレーにする
バーベキューで出た灰と水を混ぜれば、カメムシ、ウリハムシなどの害虫を撃退する虫よけスプレーになります。
バーベキューをした後に残った灰からは、木を燃やした後の独特なニオイがしますよね。
私がキャンプに行って火を起こした後、燃え残った灰には虫が寄って来なかったので、本当に虫除け効果があると思います。
灰を使った虫除けスプレーの材料は3つ!
- スプレーボトル
- 水…適量(スプレーボトルに対して8分目程度)
- 灰…2~3つまみ程度
虫よけスプレーの作り方は、簡単3ステップでできます!
- スプレーボトルに水を入れる
- 灰を水に入れる
- スプレーボトルの蓋を閉めたら、良く振って完成
完成した虫除けスプレーは、植物の葉に向けてかけましょう。
家庭菜園をしているなら、野菜全般に完成した虫除けスプレーをかけると効果があるのでおすすめです。



ただし、ここで注意!
幼い苗の葉には、灰の虫除けスプレーを吹きかけないよう注意しましょう。
【再利用2】融雪剤として家の周りに撒く
バーベキューで出た灰は、雪の上に撒くと雪を溶かす効果があるので、融雪剤として使えます。
灰の成分によって雪が溶けるのではなく、灰の色が雪を溶かすのに作用しています。
雪は白いので、光と熱を良く反射するので、そのままでは溶けにくいです。



ここで灰を撒く時の注意点!
庭の土に撒く時は気にしなくても大丈夫ですが、玄関先のコンクリート部分などに撒くと、雪が溶けた後、灰が残って色が目立ちます。
色目立ちする箇所に灰を撒いた後は、掃除を忘れないようにしましょう!
【再利用3】洗剤として使う
灰をお湯に溶かした時の上澄みは、食器や衣類を洗う洗剤になります。
バーベキューで出た灰を家に持ち帰れば、後は家にあるもので簡単に洗剤を作れます♪



用意するものは5つ!
- 灰
- ステンレスボウル
- 沸騰させたお湯
- 洗剤を入れるボトル
- ゴム手袋
灰洗剤の作り方は、簡単4ステップ!
原液は皮膚を溶かすので、作業する時はゴム手袋必須です。
- ステレンスボウルに灰を入れる
- 灰に対して倍量の熱湯を回しかける
- 灰と水が分離するまで放置
- 上澄みをボトルに入れる
完成した灰洗剤は強力なので、使用時は汚れの程度によっては、薄めて使った方が良いでしょう。
私も昔、この灰を使った洗剤を実際に作りましたが、食器の油汚れが良く落ちました。
灰洗剤を使う時、注意点が4つあります!
- アルミ製品には使用しない
- 原液に直接触らない
- 使用時はゴム手袋着用必須
- 目や口に液を入れない
灰洗剤は強アルカリ性なので、アルミ製品や皮膚を溶かしてしまう性質に注意してください。
バーベキューの灰捨て方2選!消火アイテムは火消し壺


バーベキューで出た灰を再利用しない場合、2種類の捨て方があります!
キャンプ場には「灰捨て場」という灰を捨てる場所があるので、完全に消火したのを確認してから捨てに行きましょう。
キャンプ場に灰捨て場がなかった場合は、ゴミの日に捨ててくださいね。
この章では、バーベキューで出た灰の捨て方と消火アイテムを紹介しています!
灰の捨て方と消火アイテムを知れば、バーベキューをした後の灰の始末に頭を悩ませる必要はなくなります!
【捨て方1】キャンプ場の灰捨て場に捨てる
キャンプ場には「灰捨て場」があるので、バーベキューで出た灰を集めて持って行きましょう。
これが一番簡単な灰の捨て方ですので、キャンプ場に灰捨て場があればラッキー♪
灰捨て場は、キャンプ場によって場所や見た目が違うので、事前にどこにあるか調べておいた方が良いです。
灰を放置すると、他のキャンパーの迷惑になりますので、責任を持って片付けるようにしましょう。



火事の原因になるので、必ず消火してから灰捨て場に持って行ってください。
【捨て方2】持ち帰ってゴミの日に捨てる
キャンプ場に灰捨て場がない場合、灰は持ち帰ってゴミの日に捨てましょう。
私が前にキャンプしていた時、炭や灰が持ち帰られずに放置されているのを何度か見ました。
炭や灰は土に還らないので、持ち帰らなければその場に残り続けます!
捨て方を考えず灰を放置するのは、次にキャンプ場を利用する人の迷惑になるだけでなく、地球環境にも悪いです。
バーベキューで出た炭や灰は、必ず持ち帰って処分するようにしましょう!
【消火アイテム】炭は火消し壺で消火する
バーベキューの後、炭を消火する時、「火消し壺」があれば簡単に消火できます!
バケツに水を汲んできて、炭を水に沈めて消火する方法もありますが、火消し壺があると便利です。
炭は酸素を使って燃えているので、火消し壺の中に炭を入れて蓋をすれば、酸素不足になって火は消えます。



キャンプ場は直火禁止なので、高温になる火消し壺は直接地面に置かないように!
火消し壺を使う時は、網や薪を下敷きにして使うようにしましょう!
火消し壺は、炭の火を消すだけでなく、消した後の持ち運びにも便利!
水を使わず消火できるので、灰や炭を水と分離させる手間いらずですよ♪


まとめ
- バーベキューで出た灰を肥料として撒くコツは、植物が育ちにくい土に満遍なく撒く。
- 肥料としてバーベキューの灰を撒く時は、化学反応が起きる可能性があるので他の肥料と混ぜない。
- バーベキューの灰に水を混ぜると、虫除けスプレーや洗剤として再利用できる。
- バーベキューした後に出た灰は、雪に撒くと融雪剤として再利用できる。
- バーベキューで出た灰を捨てる場合、火消し壺で火を消した後、灰捨て場に捨てると良い。
- バーベキューした後の灰を持ち帰って捨てるなら、自治体の指定する方法でゴミの日に捨てる。
私はキャンプやバーベキューをした経験があるので、その後に出た炭や灰の捨て方に困る気持ちが良くわかりました。
灰捨て場に灰を捨てたり、火消し壺で消火したりなど、キャンプ場を利用した経験がないとわかりませんよね。
「捨てるのがもったいない!」という人は、灰を持ち帰って肥料や虫除けスプレー、洗剤を作って活用しましょう♪
本記事で紹介した灰の捨て方を参考にして、バーベキューした後の灰処理の参考にしていただければ幸いです。
火消し壺は、炭を消火するだけでなく持ち運びにも便利な容器です。
バーベキューで出た灰を家に持ち帰る時も、火消し壺が活躍してくれますよ!

