賃貸住宅でエアコンのルーバーが折れたとき、責任の所在は入居者と管理会社の間のどちらかに分かれます。
わざとじゃなければ、自己負担にならないんじゃないの?
管理会社所有のエアコンは自己負担になるケースは少ないですが、残留物の修理は自己負担になることがあるので、賃貸借契約書の内容を確認!
風向き変えてくれなかったから、手で動かして折れたんだよね。
エアコンのルーバーは、手で無理に動かすと壊れてしまいます!
本記事では、賃貸住宅でエアコンのルーバーが折れたとき責任の所在、動かない原因や対策について詳しく解説していきます。
エアコンのルーバーを手で動かすリスクや掃除方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
賃貸住宅でエアコンルーバーが折れたら、原因を特定して適切な対処しましょう。
エアコンのルーバーが折れたら賃貸の責任者は2種類!
エアコンのルーバーが折れたら、賃貸入居者は修理費用の負担について困ってしまいますよね。
賃貸住宅でエアコンのルーバーが折れた場合、責任の所在は入居者と管理会社(大家さん)の間で2つの異なるケースに分かれます。
エアコンが壊れたときは、所有関係によって責任の所在が変わってくるのね。
前に住んでいた人が置いていったエアコンでも、自己負担になる可能性もあるのね。
入居前に渡される「賃貸借契約書」にエアコンの所有権や故障時の対応などが記載されているので、必ず確認しましょう。
賃貸住宅でエアコンのルーバーが折れた場合の責任元について詳しく解説していきます。
自己負担と管理会社負担の分かれ道と、トラブルを防ぐためのポイントを押さえて、修理費用で困らないよう、参考にしてくださいね。
【管理会社負担】管理会社の所有物
エアコン本体が管理会社所有なら、ルーバーの修理は管理会社が行います。
賃貸住宅でエアコンのルーバーが折れたら、速やかに管理会社へ報告して、修理や交換の手続きを依頼しましょう。
入居者の不適切な使用が原因でルーバーが折れたら、入居者に修理費用の自己負担を求めることがあります。
- 掃除で無理に動かした
- イタズラでルーバーを曲げた
- エアコンのフィルター交換時に無理に力を入れすぎてルーバーが折れた
無理に動かしたら、自己負担になるのね～!
故意または過失によってエアコンのルーバーを破損したら、修理費用は自己負担となります。
エアコンのルーバーは壊れやすいので、無理に動かさないようにしましょう。
【管理会社か自己負担】残置物はどちらの可能性も有
残置物の修繕費用は、一般的に管理会社が負担することが多いですが、契約書に明記された条件を確認しましょう。
賃貸借契約書上で管理会社所有扱いなら、管理会社に費用負担してもらえますが、故意・過失で壊した物は自己負担になります。
賃貸借契約書で所有者が誰であるか、故障したときの対応方法などを確認して、管理会社へ連絡してください。
【自己負担】自分で購入したエアコン
賃貸住宅でも「最初からエアコンが設置されていない」「部屋数が多い」などの状況だと、自分で購入しますよね。
当然、自分で買った物なら、自分で修理しなきゃだよね。
入居者が購入したエアコンのルーバーが折れたとき、入居者が修理費用を負担することになります。
トラブル防止のためにも、管理会社へ損傷を報告し、修理作業が行われることを報告しておきましょう。
エアコンのルーバーが動かない原因5つと対応策を紹介!
暑い夏や寒い冬、快適な生活にするためにはエアコンが欠かせません。
しかし、エアコンの風向きを調整するルーバーが動かなくなってしまったら、せっかくの涼風や暖風も台無しです。
エアコンのルーバーが動かない原因は何?
実は大掃除のとき、手で動かしちゃったんだけど、そんなことで壊れないよね?
エアコンのルーバーは意外に繊細なので、手で動かしただけでも壊れてしまう原因になり得ます。
エアコンのルーバーが動かない代表的な5つの原因について、詳しく解説していきます。
ルーバーが動かないことで苦労している方は、何が原因なのかつきとめて、それに応じた対応策を参考にしてください。
【原因1】電源の問題
エアコンのルーバーが動かないとき、まず確認すべきは「電源の状態」です。
エアコンが正しく電源に接続されているか、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。
電源入っていないわけがないと、確認を怠っていたら、単純に電源の問題だったというケースはあります。
【原因2】リモコンの設定
エアコンの電源を確認したら、リモコンの設定も確認しましょう。
ルーバーの動作を停止させる設定がされている可能性があります。
リモコンのメニューからルーバーの動作を有効にする設定にして、再度試してみてください。
エアコンのルーバーが動かないときは、リモコンの電池が切れていないかも合わせて確認しましょう。
【原因3】ダストの詰まりや汚れがあるなら掃除する
エアコンのルーバーに汚れやダストが詰まっているときは、正常に動作しなくなることがあります。
エアコンは、定期的な掃除やメンテナンスが重要です。
柔らかい布や掃除ブラシを使って、ルーバーを掃除し、詰まりを取り除いてください。
【原因4】ルーバー自体の故障なら修理必須
エアコンの電源やリモコンに問題が無く清潔な状態なら、ルーバー自体が故障している可能性があります。
ルーバーを壊すことは、とても簡単です!
胸を張って言い切ります。
私は2回もルーバーを壊したことがありますからね。
エアコンのルーバーは、案外簡単に壊れるんだね。
今回も前回も「ギアを悪くしちゃったのかな?」とは思っています(笑)
エアコン本体に、ルーバーの突起物と噛み合うような、ギアが付いています。
エアコンとルーバーを支えているのが「ギア」で、劣化や無理な動かせ方をすると壊れやすい部分です。
内部のモーター故障などのケースもありますが、ルーバー自体が故障したら、修理や交換が必要です。
【原因5】配線の接触不良なら修理必須
まれにですが、エアコンの配線が接触不良になることがあります。
長期間の使用や振動によって、配線が緩んだり断線したら、エアコンのルーバーが動かない状態になります。
エアコンのルーバーを手で動かすことで壊れる箇所5つ!
エアコンの風向き調整に欠かせないルーバー。
うっかり触ったり、物が当たったりして「動かなくなった」と困った経験はありませんか？
掃除のとき、ルーバーを手で動かしちゃったよね…。
風向き変えてくれなくて、ルーバーを手で動かしたことはあるよ…?
エアコンのルーバーを手で動かすと、5つの箇所に不具合が起きます。
どの症状であっても、早急に修理が必要です。
繊細なルーバーを手で動かすと、すぐに壊れてしまいます。
エアコンのルーバーを手で動かすリスクについて、詳しく見ていきましょう。
安易にエアコンのルーバーを手で動かして放置すると、修理費も高くなってしまいますので、危険性を理解して早急に対応してください。
【破損個所1】ルーバーに力を加えると壊れやすい
爪や指で強く押したり引っ掛けたりすると、ルーバー自体が割れたり、欠けたりすることがあります。
ルーバーが割れたり、欠けたりすると、見た目が悪くなるだけでなく、風向きの調整が上手くできなくなります。
破損したルーバーの破片が落下し、怪我する可能性もあって大変危険です。
【破損個所2】内部部品であるギア
エアコンのルーバーを手で動かすと、内部部品であるギアの故障に発展します。
ルーバーを動かすためのギアは、プラスチック製で強度が低く、無理な力で動かすと破損してしまうのです。
ギアが破損すると、ルーバーが動かなくなり、異音が発生することもあります。
ギアの破損は、モーターにも負荷をかけるため、モーターの故障にもつながるので、ルーバーを無理に手で動かすことを控えましょう。
【破損個所3】モーターはギア破損放置が原因
ギアが破損すると、モーターに負荷がかかり、最悪モーター自体が故障してしまう可能性があります。
モーターが故障すると、ルーバーが完全に動かなくなるかもしれないんだね。
モーターの修理費用は、数万円と高額になる可能性が高いので、早めに対処しましょう。
そして、私はここで「ギクリ」としました…。
何を隠そう、私はエアコンのルーバーを壊したままにしているからです(現在進行形)。
ルーバーが完全に壊れたのではないのですが、風向きを下方向にしてもらえないことがあります。
どうしても風向きを下方向にしたくて変えられないときは、手で動かすようにしていたのですが、早めに修理をした方が良いですね。
仕事柄、電気工事の知り合いが多いのに、エアコンを壊したまま野放しにしてしまいました。
【破損個所4】軸は経年劣化の可能性大
ルーバーを支える軸は金属製ですが、経年劣化によって弱っていることがあり、無理な力で動かすと破損することがあります。
軸が破損すると、ルーバーがスムーズに動かなくなる、異音が発生するなどの症状に発展することがあります。
軸の修理は、専門知識が必要となるため、修理費用が高額になりやすい。
【破損個所5】ルーバーを固定しているフレーム
ルーバーを固定するフレームは、プラスチック製または金属製で、破損するとルーバーが正常に動かなくなり、落下することがあります。
そうなっちゃったら、修理費がすごく高そうね…。
そもそも、落下してしまったら、風向きなど皆無。
すぐに修理を依頼しましょう。
エアコンのルーバー掃除方法と注意点6つを紹介♪
エアコンで最も汚れやすいのが、ルーバーの部分です。
ルーバーが汚れると冷風や暖風の通り道が悪くなり、エアコンの性能が著しく低下します。
ルーバーが壊れやすいって聞いたから、掃除するのも怖くなってきたよ。
ルーバーを丁寧に掃除するのは意外に大変ですが、定期的な清掃が必要です!
エアコンのルーバー掃除方法はもちろん、注意点も6つピックアップし、詳しく解説していきます。
エアコンのルーバーは、適切な方法で掃除しないと、エアコンの機能や耐久性に悪影響を及ぼす可能性があります。
しっかり注意点まで確認して、実践してみてくださいね。
【掃除の頻度】1ヶ月に1回程度は行う
エアコンのルーバーは、ホコリや汚れがたまりやすい場所なので、定期的に掃除しましょう。
エアコンのルーバーは、1ヶ月に1回程度は掃除することを推奨します。
使用環境やエアコンの使用頻度によって掃除の頻度は異なりますので、状況に合わせて適切なタイミングで行いましょう。
【準備】電源OFFと3点セットを用意する
エアコンのルーバーを掃除する前に、必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いて安全確保してください。
掃除に使う道具や洗剤も準備しておきましょう。
- 柔らかい布
- 掃除ブラシ
- 中性洗剤やエアコン用の専用クリーナー
【ルーバーの掃除】丁寧な掃除としっかり乾燥
ルーバーの表面にたまったホコリや汚れを取り除くために、柔らかい布や掃除ブラシを使って優しく拭き取ってください。
ホコリが溜まりやすい、エアコンの隙間や溝も丁寧に掃除しておきましょう。
ルーバーの掃除手順
- ルーバーの大まかなホコリを掃除機で取り除く。
- 掃除ブラシや歯ブラシで、ルーバーの隙間や端を丁寧に掃除する。
- 固く付着した汚れは、中性洗剤を薄めた水で濡らした布で拭き取る。
- 乾いたやわらかい布で水洗いした後、完全に乾燥させる。
【注意点】快適な風を送るために6つのポイント
感電事故を避けるため、掃除前に必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いて安全確保してください。
意図せず動き出すと指や手を挟む危険性があります。
ルーバーを無理に動かすと、破損する可能性があります。
ルーバーの動きが固いときは無理せずに、修理を依頼しましょう。
エアコン内部は電気部品なので、水漏れに注意しましょう。
ルーバーを洗浄した後は、しっかりと乾燥させてください。
濡れたまま放置はカビや雑菌繁殖の恐れがあるので、乾燥させるために柔らかい布で水分を拭き取ります。
精密な構造のルーバーを強い力でこすると、故障の原因になります。
エアコンのルーバーを掃除する際には、柔らかい布や掃除ブラシを使用してください。
金属製ブラシや硬い布を使うと、ルーバーが傷ついたり塗装が剥がれたりすることも!
高い場所にあるエアコンルーバーを掃除するなら、踏み台や脚立を使用し、安定した姿勢で作業してください。
掃除中に転倒しないよう、用心しましょう。
エアコンには水分が大敵です。
エアコン掃除は、感電防止のためにもカビや雑菌防止のためにも、水を使用し過ぎず十分に乾燥させてください。
高い位置を掃除するので、脚立などで安定性をしっかり確保して、怪我しないよう慎重に作業を行いましょう。
まとめ
- エアコンのルーバーが折れたとき、賃貸で管理会社の所有物なら管理会社負担で修理ができる。
- 自分で購入したエアコンの修理は自己負担で、残置物は所有権が誰であるかを賃貸借契約書で確認する必要がある。
- エアコンのルーバーが動かない原因は、電源の問題、リモコンの設定、ダストの詰まりや汚れ、ルーバー自体の故障、配線の接触不良。
- エアコンのルーバーが動かない原因が「ルーバー自体の故障」「配線の接触不良」なら、すぐに修理が必要。
- エアコンのルーバーを手で動かすと「ルーバー」「ギア」「モーター」「軸」「フレーム」が破損する可能性がある。
- エアコンで最も汚れやすいのがルーバーなので、1ヶ月に1回程度は掃除が必要。
- エアコンを掃除するときは、感電事故を避けるため、掃除前に必ずエアコンの電源を切り、コンセントを抜いて安全を確保する。
安易に手で動かしがちなエアコンのルーバーですが、実はすごく繊細で壊れやすいことが特徴的です。
無理に動かすと、壊れた個所が1つだけであっても、どんどん悪化して修理費用が高くなります。
賃貸でエアコンのルーバーが折れたら、早急に管理会社へ連絡してください。
放っておいても、悪化するだけなので、早めの対処が吉です。
責任の所在や故障時の対応方法については、賃貸借契約書へ記載されている内容に従いましょう。