カメムシをビニール袋で捕獲した場合、ビニール袋の中のカメムシはすぐ処分することをおすすめします。
カメムシはビニール袋を食い破る可能性は低いですが、袋の中で動く間に、ビニール袋を破る可能性があります。
- 体を引っかけて破る。
- 他の虫が破る。
袋自体に小さな穴が開いていることもありますし、他の影響でビニール袋が破れてしまうことも!

せっかく捕まえたカメムシは、逃げ出さないようにきちんと処分しましょう!
この記事では、カメムシがビニール袋を破る原因と捕獲から処分までの流れを紹介します。
カメムシが私たちに及ぼす影響や、時期ごとのカメムシの生態なども解説します。
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カメムシはビニール袋を破る可能性有!原因や処分手順


カメムシがビニール袋を破る可能性は、ゼロではありません。
- 体を引っかけてビニール袋を破る。
- 他の虫がビニール袋を破る。
カメムシを袋に入れたら、すぐに退治したり、逃がしたりしましょう。
せっかく捕まえたカメムシが逃げ出してしまっては、悲しいですよね。
この章では、カメムシが袋から逃げ出す原因、ビニール袋を使った捕獲方法から処分方法まで解説していきます。
カメムシがいても、捕獲方法はもちろんのこと、捕獲後の対処方法まで覚えておくと、落ち着いて対処できます。
【原因】体を引っかけて破るか他の虫が破る
ビニール袋に入れたカメムシが、自分で袋を食い破る可能性は高くありませんが、破れた袋から逃げ出す可能性は十分あります。
次のような場合に、カメムシがビニール袋を破る可能性があります。
- カメムシが袋の中でもがいた結果、体を引っかけてビニール袋を破る。
- 袋を食い破る虫が家の中にいた場合、カメムシが入っているビニール袋を食い破る。
カメムシをビニール袋で捕まえた場合、その袋とカメムシをどうすれば良いか悩むと思います。



そのまま置いておいたら、逃げ出すかも。



かといって潰すのは嫌よね。
カメムシが入っているビニール袋を放置するのはやめましょう。
カメムシをビニール袋で捕まえたまま放っておくと、袋を破ってしまったり、他の原因で袋が破れたりするかもしれません。
カメムシにはできるだけ近付きたくないという人も多いと思いますが、袋が破れて逃げられると、捕獲した努力も台無しです。
【捕獲方法】袋直当てかティッシュなど使用して入れる
カメムシを見かけたら、悪臭を放たれる前に捕獲するには、ビニール袋が役立ちます。
ビニール袋でカメムシを捕獲する方法を2つ紹介します。
【捕獲方法1】カメムシの下側から袋で捕獲
カメムシは身に危険を感じて逃げるとき、一度下に落ちてから飛んでいきます。
その習性を利用して、カメムシの下側で袋を構えて、カメムシを上から払うようにして袋の中に落とし、捕獲します。
もし、払い落とした刺激でにおいを発してしまっても、袋の中なので、口を縛ってしまえばにおいが広がることはありません。
【捕獲方法2】ティッシュなどを使用し袋に入れる
歩いているカメムシがいたらその進行方向にティッシュや厚紙(普通の紙でもOK)を置くとカメムシが乗ってきます。
カメムシが乗ってきたら、あらかじめ準備しておいたビニール袋にカメムシのみ、または紙ごと入れます。
私はよくカメムシを見かけたら紙などにのせ、そのまま外に持っていって追いだしていました。
カメムシを捕まえたらビニール袋にすぐに入れてしまう方が、より安心です。
【処分方法】逃がすか袋内で死なせて捨てる
カメムシをビニール袋で捕獲したら、袋自体が破れてしまわないように、できるだけ早く処分しましょう。
ビニール袋で捕まえたカメムシを処分する方法を3つ紹介します。
【処分方法1】外に逃がす
「カメムシを死なせて処分するのが嫌だ」という人は、ビニール袋ごと外に出して逃がしましょう。
ビニール袋の口を開けた状態で、袋自体は風で飛ばないよう重しをして、しばらく放置するとカメムシが自分から逃げていきます。
すぐにカメムシを追い出したい場合は、外で袋を逆さにしたり裏返したりして、カメムシを逃がしましょう!
【処分方法2】袋の中に洗剤や殺虫剤を入れ、死なせる。
洗剤や殺虫剤をビニール袋の中に入れると、カメムシは死滅します。
袋の中に洗剤や殺虫剤を入れてしばらく待っておきましょう。
カメムシが死んだことが確認できたら、燃やせるゴミとして捨てましょう。
【処分方法3】袋ごと刺激を与え、自分の発するにおいで死なせる。
カメムシのにおいは強烈で、密閉した場所では自分の出したにおいで死んでしまいます。
カメムシが入ったビニール袋の口を、しっかり縛って外から刺激を加えると、自分の悪臭で死んでくれます。
死んだことが確認できたら、燃やせるゴミとして処分しましょう。
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カメムシが家の中で及ぼす影響と袋以外の捕獲方法紹介


カメムシを家の中で見つけたら、なるべく早く捕獲して退治しないと、3つの悪い影響を受けます。
家の中をうろつくカメムシの羽音はうるさいし、虫は就寝中の人の耳に入ってくることもあります。
あのにおいを浴びせられるのではないかと思うと、カメムシに近づくのも苦痛かもしれませんが、頑張って捕獲・退治しましょう!
この章では、カメムシが家の中で及ぼす影響と、ビニール袋以外のカメムシの捕獲法を紹介します。



一刻も早く家から追い出し、カメムシのストレスから解放されましょう!
【影響1】家の中を悪臭に変える
カメムシは暖かい場所や電灯の光、エサになる植物や白いものを求めて徘徊し、隙間を見つけては家に侵入します。
見える場所に止まっていたり、飛び回っていたりするとわかりやすいのですが、見えないところに潜んでいることもあります。
私は子どもの頃、カメムシが付いたままの洗濯物をたたんでしまったことがありますし、気づかず、袖を通してしまったこともあります。



身体にカメムシの感触を感じたときの気持ち悪さは大人になっても忘れられません。
刺激を与えてしまったせいで、カメムシがにおいを出し、悲しい気持ちにもなりました。
カメムシが部屋を飛び回っているときに、勝手に壁などにぶつかり、その刺激でにおいを出すこともあります。



勝手に侵入して、勝手にぶつかって、臭いにおいを発するとは、全く迷惑!
においが発する前に、見つけたらすぐ追いだしてしまういましょう!
【影響2】シミや皮膚の炎症の原因になる
カメムシが洗濯物に入っているだけでも気持ち悪いですが、カメムシから出る体液で、衣類や寝具にシミが付くことがあります。



お気に入りの洋服にシミをつけられるのは絶対に嫌ですよね。
衣類に付いたカメムシは、体液を出させないように注意深く捕獲しましょう。
カメムシの体液が直接皮膚に付くと、赤くなりヒリヒリとすることがあり、「カメムシ皮膚炎」とも呼ばれています。
カメムシを直接踏むなどして体液が多く付いてしまうと症状もひどくなります。
カメムシによる衣類のシミ取りや手の洗浄方法は、コチラの記事を参考にしてください。


【影響3】夜飛び回ってうるさい!耳の中に入ることも
カメムシは光に集まる習性があるので、夜になると電灯周辺を飛び回ったり、電灯のカサに張り付いたりします。
就寝中の人の耳に入ってしまったという事例もあります。
私は田舎育ちなので、カメムシに悩まされながら育ちました。
家の中に入ったカメムシは夕飯中、食卓の電灯の周りをよく飛んでいました。
静かにしていてくれればまだ良いのですが、羽音も「ブーン」と結構うるさかった記憶があります。
就寝中は、家の中が暗いので、壁に張り付いていたり、床を歩き回ったりします。
カメムシに限らず、耳に虫が入ることがあり、虫の動きによっては耳がひどく痛むこともあります。
耳の中に虫が入ってしまったら、自力で取るのは難しいので、耳鼻科を受診しましょう。
カメムシが家の中にいると、それだけでストレスですし、家の物や私たち自身にも被害を与えてしまいます。
【捕獲方法2種類】ペットボトルか粘着テープを使用
カメムシの捕獲には、ペットボトルとガムテープを使うことがおすすめです。
ペットボトルとガムテープを使ったカメムシ捕獲法を紹介します。
- ペットボトルの上部3分の1程度で切り取り、飲み口を下に向けて、下半分に取り付ける。
- ペットボトルをカメムシの下から近づけると、カメムシが落ちてペットボトルに入る。
ペットボトルの中に洗剤を入れておくと、中に入ったカメムシを死なせられます。
- 10~15㎝に切った粘着テープをカメムシの背中に貼り付ける。
- 残りの粘着部分で、カメムシを包み、周りをしっかりと密着させる。
捕獲したカメムシは、ビニール袋に入れて捨てましょう。
カメムシの捕獲方法については、コチラの記事で詳しく紹介しています!


カメムシの時期による生態と厄介な習性2つを紹介


カメムシは、夏に産卵し、秋には越冬場所を求めて部屋に侵入してきます。
家の中でのカメムシとの遭遇を避けるためには、時期ごとの対策をしっかりすることが大切です。
「春に家の中にカメムシがいた」というときは、越冬場所にされていた可能性が高いです。
カメムシは集団行動するので、複数のカメムシが家の中で越冬してしまうことがあります。



カメムシをたくさん越冬させることは、何としても避けたいですね。
この章では、カメムシの時期ごとの生態と、私たちを悩ませる厄介な習性を紹介します。
時期ごとのカメムシの生態を理解して、カメムシのいない家を目指しましょう!
【春】食料を求めて山へ移動するため影響なし
冬の間、枯れ葉の下や家屋の内外で越冬していたカメムシは、温かくなると目覚めます。
温かくなって活発に活動できる時期になると、カメムシは食べ物を求めて山へ移動します。
春になるとカメムシは山を目指すので、民家への影響が少ない時期と言えます。
【夏】産卵時期!住処にならないよう家周りを清掃!
夏の間、カメムシは山でスギやヒノキなどの種子を摂食し、産卵します。
カメムシは、葉っぱの裏など平らなところに、白くて丸い卵を並べて産み付けます。
20個~30個程度の卵が一度に産み付けられ、一週間ほどすると孵化します。
家周辺で増殖を防止するために、もし卵を見つけたら、孵化する前に取り除きましょう。
- ガムテープを卵の上に貼り付け、粘着力で卵を取り除く。
- ガムテープを畳んだり丸めたりして、中身が落ちないようにする。
粘着力で卵を取り除けない場合は、定規などで削ぎ落としてください。
孵化して出てくる可能性もあるので、卵を貼り付けたガムテープは、ビニール袋に入れて捨てましょう。
【秋】冬を越すために家侵入が盛んな注意時期!
秋になり、涼しくなってくる時期に、カメムシは越冬場所を探し始めます。
カメムシは暖かい場所が好きなので、冬を迎えるために人の家へ侵入します。
人家周辺に来てからは、農作物の汁を吸って被害を与えたり、光に集まったりしながら過ごします。
涼しくなる前にやっておきたいカメムシの侵入対策はこちら!


【冬】家屋や落ち葉で寒さをしのぐ
カメムシは、葉っぱの下など寒さを防げる場所で越冬します。
寒い時期は、暖かい場所を求めて民家に侵入し、そのまま物陰で越冬する個体もいます。
暖かい日には、越冬場所から出てきて活動することもあります。
【豆知識】カメムシの厄介な習性2選!
カメムシは悪臭を発するだけでも、十分厄介なのですが、他にも私たちを手こずらせる習性を持っています。
1つめは「集団行動が好き」ということで、もう1つは「死んだふりが得意」ということです。
これらの習性についても知って、カメムシ対策に活かしてほしいと思います。
【習性1】集団行動と同時期の孵化
カメムシに遭遇するのは1匹でも嫌ですが、集団で行動する習性があるので、数十匹単位で遭遇することも珍しくありません。
成虫だけでなく、卵時代からカメムシは集団でいます
カメムシの卵が1つが孵化すると、その他全ての卵もほぼ同時期に孵化します。
敵から身を守るため、寒い冬を少しでも温かく過ごすためなど、カメムシが自身の身を守るための習性です。
私たちにできることは、集団行動するカメムシに侵入や産卵させないようにすることです。
隙間を塞いだり、ネットを使用したりするなど、工夫してカメムシを寄せ付けないようにしましょう。
【習性2】死んだふりで触れたら悪臭
カメムシも他の虫と同様に、死んだふりをすることがあります。
私も以前、網戸に止まっていたカメムシがポロッと落ち、そのまま動かなくなってしまったのを見たことがあります。
死骸を取り除こうと触れたら動き出してびっくりしました。
カメムシなどの虫は自分の命を守るために、死んだふりをすることがあります。
知らずに落ちているカメムシを処分しようとすると、においを出されることもあるので注意が必要です。
動かなくなっても雑に扱わず、そっと袋に入れたりガムテープに貼り付けたりして処分しましょう!
まとめ
- カメムシがビニール袋を破るのは、体を引っかけることと、他の虫が食い破ることが原因
- カメムシは、袋を直接当てるかティッシュなど使用して袋に入れて捕獲し、処分方法は、外へ逃がすか、袋内で死なせて捨てる。
- カメムシが家の中にいると、におい、シミ、皮膚炎、部屋を徘徊、耳の中に入る、などの影響があるため、即捕獲して処分するのが得策。
- カメムシは夏に産卵するため家周辺の清掃が重要で、秋は越冬場所を求めて家の中に侵入するため侵入対策が必要。
- カメムシは集団行動や死んだふりなど、身を守るための習性を持っており、気づかず捕獲すると臭いにおいを発する。
カメムシは温かく過ごせる場所を求めて部屋に侵入してきます。
集団行動が好きなため、複数で侵入してくる可能性があるので、侵入経路を防止することが一番の対策です。
侵入されてしまった場合は、早く捕まえて処分しましょう。
ビニール袋を使う場合は、破れたり逃げ出したりする可能性もあるので、捕獲したらすぐ処分しましょう。
\ 大量発生でも、殺虫から予防策まで対応 /





