カメムシはペットボトルでの捕獲が有名で、本記事ではカメムシペットボトルと呼んでいます。
カメムシペットボトルを使えば、カメムシがたくさんいても、臭いを出さずに捕獲できます。
カメムシを効率的に捕まえられるのは良いのですが、たくさん集まった死骸の捨て方には悩みませんか?

カメムシをたくさん捕まえたけど、どうやって捨てたらいいの?



まだ中で生きているカメムシがいるんだけど、どうしたらいいの?
カメムシペットボトルの捨て方は、ペットボトルとカメムシを分別することです。
この記事では、カメムシペットボトルの捨て方、効果的に捕殺するための中身や捕獲方法を紹介します。
カメムシの正しい捨て方を知れば、臭いに悩まされたり逃げられたりせずに、ストレスなくカメムシを処分できます。
カメムシペットボトルの捨て方3ステップ!注意点も紹介


カメムシペットボトルでカメムシを捕まえるのは簡単ですが、たくさん捕まえると捨て方に困りますね。



1匹でも嫌なカメムシが数匹、数十匹入っているボトルはできれば見たくないわ。



ペットボトルごと捨ててしまいたい!!
カメムシペットボトルは、ペットボトルと中身を分けるのが正しい捨て方です。
カメムシを捕まえるときよりも、何倍も嫌な気持ちになる人もいるかもしれませんが、がんばって処分しましょう。
この章では、カメムシペットボトルの捨て方と、カメムシを捕殺するための中身の工夫を解説します。
環境に優しく、自分自身にも負担のかからない捨て方でカメムシを処分しましょう。
カメムシペットボトルの捨て方は簡単3ステップ
カメムシを死なせるために、ペットボトルの中に液体を入れている人は、まず液体を捨てましょう。
カメムシペットボトル内の液体を捨てたら、次の3ステップで分別していきます。
中に入れているものが水や中性洗剤、石けん水であれば、キッチンや洗面所で流せます。
灯油を使用した場合は、紙や布に吸収させて、燃やせるゴミとして捨てましょう。
ペットボトルの中でカメムシが生きていると、捨てる際に逃げ出してしまったり、刺激で臭いを出したりします。
カメムシは可燃ゴミで出すか、土の中に埋めて処分できます。
解体して、ペットボトルは燃えないゴミなど、所定の方法で捨てましょう。
カメムシペットボトルは、捨てる前にカメムシが死んでいることを確認しましょう。
カメムシの捨て方
- 可燃ゴミで捨てる
カメムシは、新聞紙などでしっかり包んで、可燃ゴミとして捨てます。
- 土の中に埋める
家に庭がある場合は、穴を掘り、カメムシを埋めるのも簡単でオススメです。
【注意点】中の状態確認とトイレに流さない
カメムシの捨て方で、注意することが2つあります。
【注意点1】カメムシがすべて死んでいるのを確認してから処分する。
カメムシを捕獲した後、ペットボトルの中で生き残っていることがあります。
ペットボトルから出したときにカメムシに刺激が加わって、臭いを出すかもしれません。
カメムシペットボトルは、中のすべてのカメムシが死んでいるのを確認してから処分しましょう。
生き残っているカメムシを見つけた場合は、ペットボトルの中に洗剤を加えるなどして様子を見ましょう。
カメムシが生き残っている場合は、確実に死なせてから捨ててくださいね。
【注意点2】カメムシをトイレに流すのはNG
カメムシペットボトルの中にたくさん集めたら、「触りたくない!」と思う人もいるかもしれませんが、トイレに流す捨て方はNGです。
基本的にどこの自治体でも、トイレに流しても良いものは「人間の排泄物」と「トイレットペーパー」です。
異物を流すと、排水の詰まりの原因になるので気をつけましょう。
捕獲したカメムシをトイレに流すのは、排水の詰まりの原因になるので、行ってはいけません。
カメムシペットボトルは中身が重要!おすすめ4選を紹介


カメムシペットボトルで捕獲したカメムシは、放置していると長く生き続け、逃げ出すこともあります。
ペットボトルの中身を工夫し、カメムシを死なせましょう。
ペットボトルの中身として有名なのは「水」「水+中性洗剤」「石けん水」「灯油」の4種類です。



家にあるもので対応できるわね♪
この章では、カメムシを確実に捕殺するためのペットボトルの中身、その効果や注意点を紹介します。
ペットボトルの中に入れるものの効果や注意点を知り、お好みの中身でカメムシをやっつけましょう!
【中身のオススメ】灯油や中性洗剤、石けんを使用する
カメムシペットボトルの中身として有名なものは、次の4つです。
ペットボトルの中に入れる4つの中身について、効果、捨て方を詳しく解説していきます。
【中身1】灯油を入れる
灯油は捕殺効果が1番高い中身ですが、処理に注意が必要です。
効果 | カメムシは沈んでしまうので、確実に死にます。 |
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捨て方 | 灯油を新聞紙などで吸収し、乾燥させてから、可燃ゴミとして捨てる。 |
灯油を捨てるときは、引火の恐れがあるので、火気のないところで作業してください。
【中身2】水と中性洗剤(台所用洗剤)を入れる
水に洗剤を入れると捕殺効果が高まり、処理も簡単です。
効果 | カメムシはペットボトルの壁をのぼれなくなり、おぼれて死ぬ。 |
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捨て方 | 台所に流せて、処理が簡単。 |
【中身3】水+石けんまたは石けん水を入れる
石けん水をペットボトルに入れても、洗剤と同じ効果があります。
効果 | 中性洗剤と同様、カメムシはペットボトルの壁をのぼれなくなり、おぼれて死ぬ。 |
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捨て方 | 洗面所に流せて、処理が簡単。 |
【中身4】水を入れる
水のみだと準備が簡単ですが、他の3種類に比べて効果は薄いです。
効果 | おぼれて死ぬカメムシもいるが、死なないカメムシもいる。 水から脱出してペットボトルの壁をのぼるカメムシもいる。 |
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捨て方 | 水のみなので、台所や洗面所に流したり、庭などにまいたりできる。 |
ペットボトルの中身が水だけでもカメムシは死にますが、中性洗剤や石けんを入れた方が、もっと確実に死んでくれます。
灯油は1番効果的ですが、手間のかかる捨て方なのがデメリットです。
それぞれの特徴や捨て方を理解した上で、ペットボトルの中身を選びましょう!
【番外編】中身なしでも自分の臭いで死んでくれる
ペットボトルの中身について紹介してきましたが、実は何も入れなくてもカメムシを死なせる方法があります。
ペットボトルにカメムシを入れ、カメムシに刺激を与えるとカメムシは強烈な臭いを出し、この臭いでカメムシは死んでしまいます。
カメムシの臭いは、カマキリなどに襲われた時に威嚇して発するもので、とても強烈です。
子どもの頃、私の祖父は、カメムシを見つけてはインスタントコーヒーのビンに入れていました。
ビンの中にカメムシが日に日にたまっていくのは、私にとってはとても気持ち悪く、祖父の行動は不思議でたまりませんでした。



そんなにカメムシを集めてどうするの?



ここに入れておけば、カメムシは死ぬんじゃ!
ペットボトルでもしっかり密閉し、刺激して臭いを出させると、カメムシは死んでしまいます。
ペットボトルを開けたときのことを想像すると、ものすごい臭いがしてきそうで少し怖いですが、カメムシのみで死なせるのも可能です。
カメムシペットボトルでの捕獲方法と他のやり方を比較!


カメムシペットボトルは、簡単に作れて、カメムシの捕獲に効果的な道具です。
しかし、ペットボトルに何匹も入れておくのは嫌だという人もいるでしょう。
たくさんのカメムシを捨てるのに抵抗がある人もいると思います。
ペットボトル以外にも「粘着テープ」「虫取り網」などを使ってカメムシを捕獲できます。
この章では、カメムシを捕獲する方法全3種類について、メリットやデメリットとともに紹介します。
自分にとってストレスの少ない方法で捕獲して、カメムシを家の中から追い出しましょう!
【ペットボトル】準備が大事!臭いを出させず簡単捕獲
カメムシペットボトルは、「ペットボトル」「カッターナイフ」「テープ」を用意すると数分で完成です。
- ペットボトルの上から3分の1を切り取る。
- 切り取った部分を、飲み口を下にして残りのペットボトルに取り付ける。
- 取り付け部分をテープで固定する。
- 必要に応じて水や洗剤をペットボトルの底に入れておく。
カメムシを見つけたら、カメムシペットボトルを下から近づけましょう。
カメムシは、逃げるときにまず落ちる習性があるので、ペットボトルに入ってくれます。
なかなか入らない場合は、厚紙などで払ってペットボトルの中に落としましょう。
ペットボトルを突っ張り棒に取り付ければ、高いところのカメムシも捕獲できます。
夜、ペットボトルを下からライトで照らすと、光を好むカメムシは自分からペットボトルに入るので、楽に捕獲できます。
メリット | デメリット |
---|---|
簡単に作れる。 簡単にたくさん捕獲できる。 臭いを出させることなくカメムシを捕殺できる。 | 作るための道具と時間が必要。 たくさん捕まえた後の処理が面倒。 飛んでいるカメムシを捕獲できない。 |
【粘着テープ】コツをつかめば即対応可能
粘着テープを使って捕獲するのは、カメムシの背中に貼り付けるだけなので簡単です。
私の実家は毎年カメムシがたくさん発生しますが、母はいつも粘着テープでカメムシを捕獲しています。
- カメムシを発見したら粘着テープを15㎝程度用意する。
- カメムシにそっと近づき、背中にテープを貼り付ける。
- くっついたらテープを折り曲げ、周りをしっかり粘着させておく。
- ビニール袋などに入れてゴミ箱に捨てる。
粘着テープをカメムシの背中に貼り付けるときは、押さえつけないようにしましょう。
押さえつけてしまうと、カメムシは臭いを出してしまいます。
テープを折り曲げるときは、カメムシが出てこないように、カメムシの周りをしっかり粘着させましょう。
メリット | デメリット |
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準備が簡単。 見つけたらすぐに捕獲できる。 上手くできたら、臭いを出させず確実に捕獲できる。 捕獲後はカメムシの姿を見ないで捨てられる。 | 数が多ければ、粘着テープがたくさん必要。 貼り付け時にカメムシを押さえつけてしまうと臭い。 直接テープを貼り付けるので、勇気がいる。 飛んでいるカメムシを捕獲できない。 |
【虫取り網】高いところや飛んでいるカメムシ捕獲方法
虫取り網があれば、トンボなどを捕まえるのと同じように、カメムシを捕まえられます。
メリット | デメリット |
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少し離れたところからでも捕獲できる。 飛んでいる・高いところにいるカメムシも捕獲可能。 | 外に逃がすとき、また入ってくる可能性がある。 カメムシを刺激すると、臭いを出されてしまう。 |
私たちが出会うカメムシは飛んでいたり、壁などに止まっていたり、床を歩いていたりと状態もさまざまです。
カメムシ出没パターンに合わせて様々な準備をしておき、状況に合わせて道具を使い分けて捕獲することをおすすめします。
まとめ
- カメムシペットボトルは、ペットボトルとカメムシを分けるのが正しい捨て方。
- カメムシの死骸は可燃ゴミなので、可燃ゴミとして捨てるか、土に埋めて処分する。
- カメムシペットボトルの中に灯油を入れておくと、カメムシが確実に死んでくれるが、無ければ中性洗剤や石けんを使用すると良い。
- カメムシペットボトルの中身が無くても、カメムシ自身の臭いで死んでくれるが、当然ペットボトル内が臭くなる。
- カメムシの臭いを出させず簡単捕獲したいならペットボトル、即捕獲したいなら粘着テープ、高い場所なら虫取り網が良い。
カメムシは今年も大量発生しており、2024年5月の段階で、30都府県でカメムシ注意報が発令されているほどです。
カメムシは刺激を与えると強烈な臭いを発するので、多くの人を悩ませています。
カメムシを何とか上手に捕獲し、処分できるように、この記事ではカメムシの捕獲方法や捨て方を解説してきました。
カメムシはどの方法で捕獲しても、可燃ゴミに出すか、土に埋めるかして処分しましょう。
カメムシペットボトルでは、簡単にたくさんカメムシを捕まえられますが、後の処理は少し大変です。
その他の捕獲方法も、メリットとデメリットを両方持ち合わせています。
あなたが自分に合った捕獲方法を見つけ、少しでもストレスを小さくカメムシ退治できるよう応援しています!





