家庭菜園の野菜が、いらないほど余分に収穫できると、嬉しい反面、困ってしまいますよね。

家庭菜園の野菜がいらないほど育ったときは捨てているわ。
なんと勿体ない!
この機会に有効活用しましょう!



いつも知人から野菜をもらうけど、余るからいらないんだよね。
複雑な心境になっちゃいますよね(笑)
本記事では、家庭菜園の野菜がいらないときの活用法や断り方について、詳しく解説していきます。
収穫後の洗い方や保存方法も紹介しているので、参考にしてくださいね。
「いらないほど余ったから捨てる」は最終手段として、喜ばれる方法につなげてください。
家庭菜園の野菜がいらない時の活用法5選!断り方も紹介


家庭菜園で育てた野菜がたくさん収穫できるのは嬉しいものですが、大量の野菜が余ってしまうこともあります。
家庭菜園で、いらないほどたくさんの野菜を収穫したときに活用する方法は4つ!
野菜が余ったときは、保存や料理に活用したり寄付したりするなど、様々な方法がありますので、自分に合った活用法を選んでみてください。
家庭菜園の野菜がいらないときの活用法について解説していきます。



いつも野菜をもらっているけど、結局余っちゃうからいらないんだよなぁ…。
家庭菜園で大量に野菜が取れてしまった知人や隣人、実家などからのおすそ分けで困ることもありますよね。
相手に失礼が無いような断り方も紹介します。
【活用法1】適切に処理して長期保存する
家庭菜園で余った野菜を、適切に処理して保存すれば、長期間にわたって利用できます。
家庭菜園で採れた野菜は、土や虫などが付着している可能性があるため、しっかりと洗い流さなければなりません。



家庭菜園の野菜でも、長期保存できるんだね!
洗い方すら知らないよ。
家庭菜園の野菜は、適切な処理すると長期間保存できますが、当然ながら収穫したてが1番美味しいですよ。
野菜の洗い方や保存の仕方についても紹介していますので、気になる人はこちらからどうぞ♪
【活用法2】料理で大量消費する
家庭菜園で余った野菜を、料理に大量活用するのも一つの方法です。
煮物や炒め物、サラダ、スープなど、様々な料理に大量の野菜を加えると、栄養豊富な食事を楽しめます。



具だくさん味噌汁や、カレーで一気に消費するの良いわね!
野菜がたくさん入った味噌汁やカレーは、とても美味しいですよね!
美味しい料理を作りながら、食材ロスを減らしましょう。
【活用法3】近所や友人とシェアする
家庭菜園で余った野菜を近所や友人にシェアすると、無駄なく使い切れるでしょう。
家庭菜園仲間やご近所の方々に声をかけて、余った野菜を分け合うのも良い方法です。
お互いに新鮮な野菜を手に入れられて、コミュニティの結束も深まります。
頻度高く・大量に渡したり、家庭菜園の野菜が好きかどうかわからない人に渡したりすることは避けましょう。
【活用法4】地域の寄付やフードバンクへの寄付
いらないほど余った野菜を、地域の寄付先やフードバンク(生活困窮者や子ども食堂などに食料を無償で提供する団体)に寄付するのもおすすめ。
食糧支援が必要な人々に、家庭菜園の新鮮な野菜を提供すると、社会貢献にもつながります。
地域の寄付先やフードバンクは、ネットやマップ、自治体のホームページなどで検索してみましょう。
寄付予定先へ事前に連絡して発送方法などを確認したら、野菜が傷んでいないか最終チェックして発送してください。
【活用法5】販売する
家庭菜園でいらないほどの野菜を収穫できているなら、その都度販売してみるのも良いでしょう。
無理しても使い切ることもできない野菜があるなら、その野菜を食べたい人に販売することが1番喜ばれる方法ではないでしょうか。
【断り方】感謝と謝罪を丁寧に伝える
知人や友人から、家庭菜園で採れた野菜を譲ってもらうこともあるでしょう。
家庭菜園の野菜がいらないなら、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の状況を率直に伝えることが大切です。
丁寧な断り方を心掛け、お互いの関係を損なわないように配慮しましょう。
具体的な断り方
家庭菜園の野菜をくれたことに対する、感謝の気持ちを伝えましょう。
「ありがとう」「せっかくいただいたのに申し訳ない」など、感謝の言葉を添えると、相手を不快にせず断れます。
なぜ野菜を断るのか、具体的な理由を説明しましょう。
「使い道がない」「冷蔵庫がいっぱい」「食べきれない」など正直な理由を伝えると、相手も納得しやすいです。



「喜んでもらえたら」が根底にあるから、無理には渡さないわ。
断り方としては、申し訳なさそうな態度で、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
「申し訳ありませんが」「恐れ入りますが」など、謙虚な言葉を使うことで、相手に良い印象を与えて断れます。
家庭菜園の野菜洗い方5ステップ!ポイントや注意点紹介


家庭菜園で収穫したての新鮮な野菜は、食卓に彩りを添えるだけでなく、健康にも良い栄養価を提供してくれます。
家庭菜園の野菜は、土や虫、農薬の残留物などが付着している可能性があるため、食べる前に適切な洗浄が必要です。



庭で土を払って、ザッと洗って使っていたよ!
- 土や泥を取る
- 丁寧に洗う
- 水に浸ける
- 水で十分にすすぐ
- 水切りする
家庭菜園の野菜を安全に食べるためには、汚れをしっかりと洗い流すことが大切です。
家庭菜園の野菜を安全に食べるための洗い方について、詳しく解説していきます。
家庭菜園の野菜を、種類別に洗い方とポイントを押さえて、美味しく安全に食べられるように活用してくださいね。
【用意】流水と容器、スペース確保が必須
- 野菜
- 流水
- ボウルまたは洗浄器具
- 根菜類は、たわしやブラシ
根菜類は、根や皮の汚れをゴシゴシ洗い落とす必要があるので、硬いたわしやブラシなどの準備が必要です。
結構汚れる可能性が高いので、キッチンのシンクを広く使えるように片付けておきましょう。
【手順】丁寧に洗ってしっかり水切り5ステップ
家庭菜園で収穫した野菜は、土や虫などが付着していることが多いので、調理する前にしっかり洗浄しましょう!
家庭菜園の野菜は、時間が経ってしまうと土が落ちにくくなります。
野菜を収穫したてのうちが一番洗いやすいので、早めに下処理しましょう!



帰宅したらすぐにやろう!
野菜の根や葉に土や泥が付着している場合は、流水で軽く洗い流します。
手で優しくこすりながら汚れを取り除きつつ、傷んでいる部分や虫食いなどを取り除いてください。
葉物野菜、根菜類それぞれに応じた洗い方で丁寧に洗います。
30分ほど水に浸して、土や砂を沈殿させます。
家庭菜園の野菜をしばらく水につけておくと、汚れが浮き上がりやすくなります。
洗浄後は、流水で十分にすすぎます。
残留農薬や洗浄液が十分に流れ落ちるように、しっかりと洗い流しましょう。
洗った野菜を水切りして、水気を無くします。
水分を含んだまま保存すると野菜が傷みやすくなるので、しっかりと水切りしてください。
葉物野菜と根菜類の洗い方
- ボウルに水を張り、野菜を入れて軽く揺する。
- 流水で丁寧に洗い流し、葉の裏側も丁寧に洗う。
小松菜やほうれん草などは、茎の間からもゴミが出てくるので、一枚ずつ丁寧に洗いましょう。
- 流水で表面の土を洗い流します。
- たわしやブラシを使って、根や皮の汚れも丁寧に落とします。
葉物野菜と根菜類で洗い方が異なるので、注意しましょう。
どちらも丁寧に洗い流すことが大事です。
【注意点】取り扱い方や洗い方に注意をする
【注意点1】熟した果物や葉物野菜は優しく洗う



力を入れ過ぎたら、つぶれたり破けたりしちゃうものね。
柔らかい野菜にはそっと優しく丁寧に、根菜類のように固い野菜はしっかり力強く洗いましょうね。
【注意点2】有機野菜でも十分な洗浄が必要
私もたまに家庭菜園の野菜をもらう機会があり、煮物や炒め物に喜んで使っていますが、ザッとしか洗っていませんでした…。
今までは、多くの土が付いている野菜だけ水に浸していましたが、これからは全部の野菜をしっかり洗わないといけませんね。
家庭菜園の野菜を保存する方法!冷蔵、冷凍、乾燥の3種


家庭菜園で収穫した野菜を長期保存できると、食材を無駄にしなくて済むので安心できますね。
野菜を適切に保存できると、新鮮さや栄養価を保ちながら、季節外れの時期でも自家製の野菜を味わえます。



野菜室に入れておく以外には、どんな方法があるの?
家庭菜園で収穫した野菜を長期保存する方法は様々ですが、どのくらいの期間で消化するかに合わせて、保存方法を選びましょう。
家庭菜園の野菜を保存する方法について、詳しく解説していきます。
野菜の長期保存方法のやり方を参考に、ぜひ挑戦して美味しい野菜を堪能してください。
【1週間保存】水気を切って密封したら冷蔵庫へ
家庭菜園で収穫した野菜の一部は、冷蔵庫で保存できます。
冷蔵庫での保存期間は1週間が目安ですが、野菜の状態に合わせて早めに消費しましょう。
- 乾燥した環境で、野菜を湿らせないようにする。
家庭菜園で採れた野菜は、表面が湿っていると腐敗しやすくなりますので、しっかりと水気を切ってから保存してください。
根菜類や葉物野菜は、ビニール袋に入れて湿気を避け、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
切り口がある野菜は、ラップやビニール袋に包んで酸化を防ぎましょう!
【数ヶ月保存】ブランチング処理して冷凍する
野菜の一部は、冷凍すると長期間保存できます。
トマトやきゅうりなどの水分量が多い野菜は冷凍に向きませんので、冷蔵保存のみにしておきましょう。
根菜類も冷凍保存に向きませんので、長期保存したいなら乾燥保存してください。
通常の冷凍保存
- 野菜を洗って、水気を十分に切ってから、自分の使いやすいサイズに切る。
- フリーザーバッグや密封容器に入れて、空気を抜いて密閉する。
- 冷凍庫で凍らせる。
【おすすめ】ブランチング処理して冷凍保存
ブランチング処理(野菜を熱湯に短時間つける湯通し)して冷凍すると、6ヶ月前後まで美味しさを保てます。
- 野菜を洗浄し、自分の使いやすいサイズに切ってから煮沸する。
- 煮沸した野菜を、フリーザーバッグや密封容器に詰めて保存する。
【1年保存】風通しの良い場所で乾燥させる
乾燥野菜(ドライ野菜)にすると、1年近く保存できます。
にんじん、大根、れんこんなどの根菜類や、きのこ類全般は、干しやすくて料理に使用しやすいため、乾燥野菜におすすめ。
- 野菜を洗って、水気を十分に切ってから適切なサイズ(5mmほどの厚さ)に切る。
- 乾燥させるための器具(大きなザルなど)を用意し、風通しの良い場所で陰干しする。
- 完全に乾燥したら密閉容器に入れて保存する。
乾燥保存できる野菜の例
- なす
薄切りにして乾燥させる。
- かぼちゃ
種と芯を取り除いて、薄切りで乾燥させる。
- にんじん
薄切りや千切りにして乾燥させる。
- じゃがいも
薄切りにして乾燥させる。
- 玉ねぎ
薄切りか乱切りにして乾燥させる。
- ピーマン
種と芯を取り除いて、輪切りで乾燥させる。
- おくら
種を取り除き、乾燥させる。
乾燥方法としては、天日干しや低温乾燥機を使用するのがポイントです。
乾燥させた野菜は、気密容器に入れて保存すれば1年程度食べられます。
保存した缶詰は、冷暗所に保管して、湿気や光を避けましょう!
家庭菜園の野菜を販売する方法3選!地域やネットを活用


家庭菜園で収穫した新鮮な野菜を販売すると、地域コミュニティのつながりを深めたり、趣味を活かして収入を得たりできます。



どんな方法で販売できるの?
今回は、家庭菜園の野菜を販売する方法について、地域コミュニティでの活動やオンライン販売の選択肢について詳しく解説していきます。
地域の需要やあなたのニーズに合わせて、最適な販売方法を選択しましょう。
【販売方法1】地域コミュニティを活用する
家庭菜園の野菜を販売する方法として、比較的ハードルが低めなのが、地域コミュニティの活用です。
- メリット
比較的簡単に販売を始められる
- デメリット
競争が激しい
どのような地域コミュニティに参加するかによっても、メリットやデメリットの強弱度合いは異なります。
ここでは、3種類の地域コミュニティを紹介していきます。
【地域コミュニティ1】農産物直売所や市場、JAへの参加
地域の農産物直売所や農業市場で、家庭菜園の野菜を販売できます。
農産物直売所や市場には、地元の人々が新鮮な野菜を求めて訪れます。
地域の農産物イベントやフェスティバルにも出店すると、家庭菜園販売で採れた野菜販売の機会も広げられますね。
【地域コミュニティ2】家の近所に露店や販売所を設置
自宅近くの公共の場所や通り沿いに露店を出して、家庭菜園の野菜を販売しても良いでしょう。
家庭菜園で収穫した野菜を、無人販売所に設置する人は多々います。
- 路上などで無人販売を始めるなら、保健所の許可が必要です。
- 販売場所が自宅の敷地内なら、許可や届出は必要ありません。
【地域コミュニティ3】家庭菜園の会員制システム
地域の家庭菜園仲間や地域の住民を対象とした、会員制販売システムを構築することも一つの方法です。
定期的に家庭菜園の野菜を収穫して会員に販売することで、地域コミュニティとのつながりを深められます。
【販売方法2】オンラインやSNSで全国展開
インターネットでの操作に抵抗が少ない人は、全国への販売が可能なオンラインやSNSがおすすめです。
- メリット
全国の人に野菜を販売できる
- デメリット
発送の手間やコストがかかる
ウェブサイトやSNSを駆使すると、家庭菜園で収穫した野菜を販売できます。



ネットに疎くて、どうやって取り組んだら良いかわからないよぉ。
ネットが苦手な人は、元々フォーマット式で作られているサイトやアプリを用いて販売するのがおすすめです。
次に紹介する「産直EC」や「フリマアプリ」だと、ネット上にある自分のお店を、視覚的に操作しやすいので、取り組みやすいですよ。
【販売方法3】産直ECやフリマアプリを活用する
産直ECとは、生産者から消費者に直接販売できる、EC(通信販売)のプラットフォームのことです。
オンライン農産物販売プラットフォームを利用することで、より多くの顧客に紹介できます。
- メリット
全国の人に野菜を販売できる
- デメリット
発送の手間やコストがかかる
もし興味があるなら、まずは地域の農産物を扱うECサイトやアプリを探してみましょう♪
産直ECではありませんが、フリマアプリなども、ネットの専門知識が無くても運営できるので、初心者向けです。
「メルカリShops」の場合は、商品が売れるまでは費用が発生しないので、コストを抑えてネットショップ運営ができるのでおすすめ。
家庭菜園の野菜を販売するときの注意点紹介
- 販売する前に、食品衛生法などの関連法規を確認する。
- 野菜の鮮度や品質を保つ。
- 適切な価格設定する。
- お客様に丁寧に対応する。
家庭菜園の野菜を販売する方法を、3種類紹介しました。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。
- 農薬を使わずに育てた野菜を許可なしで「有機野菜」として販売することは、法律で禁止されています。
- 有機野菜として販売するなら、認証機関の許可を受けるか、JASが認可している方法で生産してください。
家庭菜園の野菜をそのままの状態で販売するなら、販売すること自体には許可が必要ありません。
まとめ
- 家庭菜園の野菜がいらないほど余ったら「処理して保存」「料理で大量消費」「近所や友人とシェア」「販売」をまずは試す。
- もらい物で、家庭菜園の野菜がいらない場合の断り方は、相手の気持ちを尊重しつつ、自分の状況を丁寧に伝えること。
- 家庭菜園の葉物野菜を洗うときは、ボウルに水を張り、葉の裏側まで丁寧に流水で洗い流す。
- 家庭菜園の根菜類を洗うときは、流水で表面の土を洗い流し、たわしやブラシを使って、根や皮の汚れまで丁寧に落とす。
- 家庭菜園の野菜を販売するなら、地域コミュニティ、オンライン・SNS、産直ECやフリマアプリを活用する。
家庭菜園をしている人にとって「野菜が余っちゃった」は、あるあるではないでしょうか。
野菜をもらう側としても「いらないなぁ」と感じてしまう人もいます。
家庭菜園で育った野菜が、長期的に余って困るようなら、販売してお小遣いにするのも一つの手です。
地域の人との交流が増えたり、ネットを通じて喜ばれたりするので、やりがいになるかもしれませんよ。
それでももし余るようなら、私の家に、ぜひ送りつけてください。
ありがたく、いただきます(笑)
愛情を込めて育てた野菜ですから、廃棄されることなく、最後まで美味しく消費したいですね。