携帯を持ち込めない職場は、実は私たち社員を守ってくれています!
携帯を持ち込めない職場に在籍していると、外部と連絡が取れずに困ることがありますよね?

仕事中に携帯が使えないから、家族と連絡が取れないのよね。
職場に携帯を持ち込めないと不便さを感じるかも知れませんが、正当な理由が4つあります!
この記事では、職場に携帯を持ち込めない理由と、外部への発着信方法、社用の違反ケースや配慮するべきポイントを紹介していきます!
職場に携帯を持ち込めず生じる困りごとは、職場や家族の協力で解消されます!
あなたが取り組むべき具体的な行動についても参考にしていただき、働きやすい職場環境を整えましょう♪
携帯を持ち込めない職場!会社や社員と客を守る理由4つ


あなたが勤務している、または勤務する予定の職場で、携帯の持ち込みが許可されていますか?



いまどき携帯を持ち込めない職場なんてあるの?
携帯を持ち込めない職場は、いまどきだからこそあるのです。
私が勤めている職場も携帯を持ち込めません。



じゃあ、携帯を持ち込めない理由があるの?
そのとおり、職場には携帯の持ち込みを禁止する理由があります。
職場で携帯の持ち込みを禁止しているのは、会社や社員、お客様を守るためです。
職場で携帯の持ち込みを禁止している理由は4つあります。



なんとなく堅苦しいけど、私たち守られているの?
確かに、私も職場から「携帯を持ち込めない」と聞いた時は、堅苦しいし、厳しいと思いました。
あなたは、携帯が手元に置けないことに不安を感じているかも知れませんね。
ですが、職場が携帯の持ち込みを禁止している理由がわかると、社員を守ってくれる働きやすい職場だと、きっと理解できますよ。
では、会社が携帯の持ち込みを禁止している理由を解説していきます!
【理由1】職場の情報漏洩を防止するため
携帯を職場に持ち込むということは、情報セキュリティの観点で見ると、職場の情報を漏洩してしまうリスクを伴います。
最近は、携帯の機能がどんどん高性能になって、とても便利。
高機能な携帯だからこそ、思いもよらぬ形で情報漏洩してしまう可能性もあります。
一般的に会社は、自社の情報、取引先情報、顧客情報など多くの秘密事項を扱っていますのでリスク管理が必要ですね。
カメラ付き携帯で情報漏洩
カメラ付き携帯を職場に持ち込むと、誰でも簡単に職場の秘密事項を撮影して外部に持ち出せます。
私たちに、情報漏洩するつもりはなくても、会社の情報を外部へ発信してしまう可能性があることを認識しておきましょう。
例えば、会社で同僚とスナップ撮影して、その写真をSNSにアップ。
会社で撮った写真に秘密事項が写っていたら、SNSを通じて全世界に情報漏洩してしまいます。



こわい
職場で預かる情報の洩れが発生しないように、携帯の持ち込みを禁止しています。



たしか、こんなこともありましたねぇ。
携帯の動画撮影機能を使って、コンビニのアルバイト店員が悪ふざけした様子を動画にアップ。
その後、コンビニの店舗が特定されてしまい、廃業に追い込まれるといった迷惑行為。
アルバイト店員の彼らも、情報漏洩するつもりではなかったはずですよ。
録音機能付き携帯の情報漏洩
社員が意図せず情報漏洩しないためにも、職場に携帯を持ち込めないようにしています。
あなたが、上司から議事録を取るよう命令されたとしましょう。
議事録をまとめるため、聞き逃しのないように、会社のレコーダーで録音しても特に問題ありません。
しかし、自分の携帯で録音して外部に持ち出すと、情報漏洩になってしまいます。



情報漏洩の話でいうと、スマートウォッチもダメですね!
スマートウォッチは、時計の機能以外に、通話、カメラ、録音ができるので、携帯と同じ扱いで持ち込めないです。
【理由2】製造業で異物混入を防止するため
生産業は携帯だけでなく、原則私物は持ち込めないです。
業務に必要の無い物を持ち込むことで、異物混入のリスクが出てきます。
また、携帯を持ち込むことで、携帯を介して生産工場にウイルスや細菌を持ち込む可能性も出てきますよね。
異物混入や細菌、ウィルス持ち込みの原因を極力排除することで、会社や社員とお客様を守れます。
【理由3】精密機器の誤作動防止のため
医療の現場では精密機器を使用していますよね。
病院のお見舞いなどでも、携帯の電源を切るように言われますね。



僕たち自動車業界も精密機器を扱っているよ。
精密機器は、携帯から発せられる電波によって影響を及ぼします。
そのため、精密機器を取り扱う職場では、携帯による誤作動防止の為、携帯の持ち込みを禁止しています。
携帯から発せられる電波が原因の誤作動を防いで、精密機器や人命を守ります。
【理由4】職務専念義務のため
職務専念義務とは、本来は公務員に適用されます。
公務員の持つ義務のうち「自らの職務に専念しなければならない」という義務のことです。



公務員じゃない私にも適用されるの?
確かに、民間企業にはそのような法律はありません。
ですが、民間企業の就業規則にも「従業員は、業務上の指揮命令に従い、自己の業務に専念しなければならない」という内容の規定があります。
「勤務中は職務に専念して集中すること」という意味の就業規則を定めている会社がほとんどです。
もしも、明確な規則がなくても、常識的の範囲内で携帯を使用しましょう。
例えば、あなたが勤務中に、携帯でSNSチェックや、ゲームなど、業務に全く関係のないことに時間を費やすと、どうなりますか?
あなたが本来、業務にあてるべき時間が減ってしまいますね。
あなた個人の業務遂行の能力だけでなく、職場全体の生産性にも悪影響をおよぼすという理由で、携帯の持ち込みを禁止しています。
携帯を会社では使えない!外部との発着信方法を紹介!


会社で携帯が使えない場合に、外部の人と連絡を取りたい時はどうすれば良いのか、疑問が出てきたのではないですか?



仕事が長引きそうだけど、会社から連絡できないのかな。



子供の学校からの連絡はどうしたら良いのか心配。
私もかつて、同じ思いを抱えていましたから、その気持ちはすごくよくわかります。
会社で携帯を使えないとなると、いざという時に会社の外部との連絡はどのようにしたら良いのか、心配になりますね。
大丈夫です!
会社の外部との連絡を取り合う方法があります。
携帯を会社で使えない場合「連絡する側」「連絡を受ける側」の、それぞれの立場で紹介していきます。
- 休憩時間を利用して連絡する
- 緊急時は上司の許可を得る
- 家族から
- 基本的にはメールを利用する
- 会社の緊急連絡先へ連絡してもらう
- 学校や保育所から
- メール配信システムを利用する
- 学校や保育所からの緊急連絡先は会社で設定する
会社にいても、連絡を取り合う方法を知っていたら、安心して仕事に集中できそうですね。
携帯を会社で使えない人向けに、外部との発着信方法について詳しく紹介していきます。
【発信】休憩時間を利用するか職場の許可を得る
会社勤めのあなたにとって、外部との連絡方法は、気になるところですよね。
紹介したいのが、あなたにできる2つの方法です。
【発信1】休憩時間を利用して連絡する
勤務時間中、携帯は専用の金庫やロッカーに保管していることが多いですね。
私は、更衣室のロッカーに入れていますので、勤務時間中に携帯を使用するのは難しいです。
いつも決まった時間に休憩があるなら、休憩を利用して外部に連絡しましょう。
ある程度決まった時間に連絡したら「連絡があるとしたら、そろそろかな」と相手も意識してくれますよね。
【発信2】緊急時は上司の許可を得る
緊急で連絡が必要で、休憩時間まで待てない場合は、職場の上司に事情を説明して、許可を得てから外部と連絡を取りましょう。
私は、まだ子供が小さかった頃に、急に残業が決まったことがありました。
子どもを、保育所に迎えに行くのが遅くなりそうだったので、上司の許可を得て、保育所に連絡したことがありましたよ。
今でも、急ぎの用事がある時は、職場の上司の許可を得て、外部と連絡を取っています。
【受信】メールを活用!緊急時は会社へ連絡してもらう
勤務時間中に私用の連絡を受けるのは、とても気を使いますよね。
可能な限りスムーズに連絡を受けたいあなたに4つの方法を紹介します。
【受信1】家族からの連絡は会社の緊急連絡先へ
「勤務時間は携帯に出られない」と予め家族に話しておき、どうしても連絡が必要な場合は、会社指定の連絡先へ電話してもらいましょう。
そうすることで、家族や会社関係者からの着信を気にする必要はなくなります。
私の会社では、家族からの連絡であれば比較的簡単に受け付けていました。
会社によっては、家族などが代表電話に連絡するのを禁止している場合があるので、会社の緊急連絡先を確認してください。
会社へ連絡可能な時間帯が決められていたり、外部からの緊急連絡専用の電話番号が設けられていたりする場合もあるので事前に確認は必要です。
【受信2】基本的にはメールを利用する
急ぎではない要件であれば、メールにメッセージを送ってもらいましょう。
そうすれば、後からゆっくり確認できますね。
学校や保育所からの連絡は、随時配信されるメール配信システムに登録していると便利です。
家族で複数人登録しておいて、配信された内容によって、緊急性のあるケースは誰が対応するか決めておくと安心ですね。
【受信3】学校や保育所からの緊急連絡先は会社
学校や保育所に書類提出の段階で、緊急連絡先を会社にしておきましょう。
携帯を気にしなくて済みますね。



おかあさん、迎えに来て
これは、私の意見ですが、学校から会社に電話がかかった時、私から事情を話す前に同僚が察知してくれた事もあって、気持ちが少し楽でしたよ♪
家族や学校、保育所などの関係者の協力も必要です。
そして、会社の方との普段からのコミュニケーションも大事かも知れませんね。
携帯で違反になるケース3選!社用はプライベート使用NG


会社から、社用携帯を支給される場合があります。
これで、いつでも携帯でプライベートの連絡ができると思ったのではありませんか?
社用携帯は仕事用の携帯なので、私用携帯のように自由に使用できません。
社用携帯は、業務にのみ使用することを前提としていて、プライベートな使用は許可されていないことが一般的です。
業務に関係のない社用携帯の使い方は、違反に該当してしまいます。
社用携帯を正しく使うと、業務時間を確保できて仕事が効率アップします!
そこで、違反になる社用携帯の使い方には、どんなことが当てはまるのか説明していきます。
【違反1】プライベートに関する通話やメール
長時間にわたるプライベートな通話は違反になります。
長電話は、業務効率を低下させる可能性があるからです。
さらに、業務外の通話やメールでの使用は、通信費の増大に繋がるため、会社が通信履歴を管理している場合があります。
罰則として増大した通信費を徴収する会社も存在します。
会社によっては、家族との簡単は通話やメールの交換は許容範囲だとしている場合もありますが、通話は短時間で終わらせましょう。
業務に関係のないメールも、短いやり取りで終わらせましょうね。
【違反2】業務に関係ないネット閲覧
業務に関係ないネットの閲覧は違反になります。
ネットの閲覧に時間を費やすことで、業務の進捗が悪化し、会社の業績にも影響を及ぼすこともあります。
オークションの品物や、フリマアプリの商品が気になってずっと閲覧していませんか?
【違反3】業務に関係ないアプリ使用
業務に関係のないアプリをダウンロードして利用することも違反です。
プライベートで使用する目的で、社用携帯にアプリをダウンロードしてウィルスを侵入させたら、会社の情報が漏洩することもあります。
ゲームアプリをダウンロードして、勤務中に利用しているということはありませんよね。



バレてる
ゲームは勤務時間中にすることではありませんので、業務に集中しましょう。
社用携帯を違反利用した場合は、会社から罰則を受けることがあります。
社用携帯は、社内規則に沿って、正しく使いましょう。
携帯の着信音はマナーモードに!職場の配慮ポイント4つ


携帯の持ち込みが可能な職場であっても、業務中の携帯の使用に関しては周りへの配慮が必要です。
デスクに携帯を置いて、仕事に集中せずにソワソワと携帯を触ってばかりというのは考えものです。
一緒に仕事している周りの方も良い気持ちではないかも知れません。
そこで、業務中に携帯を使用する時の配慮すべきポイントは4つあります!
配慮すべき点を心得ておけば、あなたも同僚も、お互いに気持ちよく仕事ができますね。
職場の配慮ポイント4つについて、詳しく解説していきます!
【配慮1】着信音はマナーモードにしておく
社内では、携帯の着信音は基本的にマナーモードにしましょう。
仕事中に着信音が鳴ると、気になってしまいます。
特に、集中している時は気が散りますし、業務の邪魔になります。
机に携帯を置いたままで、携帯の持ち主が離席していて、着信音が鳴りっぱなしということもありますからね。
しかし、業務内容によっては、マナーモードにできないこともありますね。
マナーモードにできない理由がある人は、周りへの配慮として、落ち着いた音色の着信音に設定して下さいね。
【配慮2】メールは休憩時間を活用する
携帯が手元にある状態でメールが届いたら、すぐにチェックしてしまいますよね?
メールの着信ばかり気にしていては、仕事への集中力を低下させますね。
仕事を疎かにしているあなたの態度を見て、周りの社員は、やる気を失くしてしまうかもしれませんよ。
ついつい携帯チェックしたくなる気持ちや、早く返信したい気持ちはわかりますが、休憩時間を活用しましょう。
【配慮3】着信は折り返す
着信音が鳴ったら、すぐにでも電話に出て対応したいと思いますよね。
着信がある度に電話に出るために離席するのは、業務を中断しているということです。
携帯を片手にウロウロされては、周りの社員も気になります。
急ぎでない電話は折り返しましょう。
休憩時間もしくは就業後の時間を利用すると、たっぷり話せます。
【配慮4】緊急連絡は場所移動して対応
どうしても緊急の電話がかかってくることもあるでしょう。
緊急の電話に出る場合は、職場に迷惑を掛けない場所へ移動して、手短に済ませましょう。
周囲は仕事の真っ最中。
大声で話したり、大きな笑い声を出したりするのは、配慮に欠ける行為です。
迷惑がかからないような場所に移動すると、気兼ねなく話せます。
まとめ
- 職場に携帯を持ち込めないのは「情報漏洩防止」「異物混入防止」「精密機器の誤作動防止」「職務専念義務」のため。
- 職場に携帯を持ち込めないなら、休憩時間を利用するか、緊急時は上司の許可を得て連絡する。
- 職場に携帯を持ち込めないなら、社外の人との連絡はメールを活用し、緊急時は会社に連絡してもらう。
- 携帯が持ち込み可能な職場でも、周りの仕事の邪魔にならないようにマナーモードにして、メールや電話は業務時間外で行う。
私は今も携帯を持ち込めない職場に勤務していますが、携帯を持ち込めないことをマイナスに捉えたことはありません。
職場内でのお互いの協力や配慮で、良い環境で仕事していたと思います。
職場に携帯が持ち込めないことで困っていることや不安があれば、職場の上司や同僚に相談してみるのも、ひとつの方法ですよ。
職場内でのお互いの協力や配慮で、より良い環境であなたも私も気持ちよくお仕事しましょうね。