携帯で電話した時、いつもと違う呼び出し音が聞こえたら「故障や不具合かな」と不安になりませんか?

携帯の「トゥルルル…」という呼び出し音の前に、いつもと違う音が入っている。



いつもの呼び出し音ではなく、高く長い音が連続して鳴っている。
携帯の呼び出し音が、いつもと違う時の理由は3つ。
本記事では、携帯の呼び出し音がいつもと違う理由や着拒の判別、海外にいると呼び出し音でバレない方法を解説しています。
呼び出し音がいつもと違う理由を知れば、音や鳴る長さによって意味が異なるので、故障ではないと安心できますよ。
携帯の呼び出し音がいつもと違う!相手の状況で理由3つ


あなたは誰かに電話をかけた時、「携帯の呼び出し音が、いつもと違う気がする」と感じた事はないですか?
携帯の呼び出し音がいつもと違うのは、3つ理由があります。
この章では、携帯の呼び出し音がいつもと違う時の理由3つを解説します。
呼び出し音の前に鳴っている音の違いが分かれば、相手のキャリアや海外にいるかがわかるので、通話料金の目安にできるでしょう。
【理由1】呼び出し音ではなく識別音
「トゥルルル…」といういつもの呼び出し音が鳴る前に、「プッ、プッ、プッ…」などの別の音が流れる場合があります。
携帯を発信した際、呼び出し音の前に流れる別の音は、厳密に言うと呼び出し音ではなく「識別音」と言います。
識別音は、通話料金を負担する発信者が、どのキャリアの電話にかけているのかわかるサービスで、故障や不具合の音ではありません。
発信先のキャリアによって異なるので、「いつもと違う呼び出し音が鳴っている」と感じるのです。
普段電話しないような相手にかけた時、いつもと違う音がしたなら、その人の契約しているキャリア特有の識別音です。
3大キャリアの識別音は?
キャリア | 識別音 |
---|---|
ドコモ | ドコモ♪(Xiカケ・ホーダイのみ) |
au | プッ、プッ、プッ…♪ |
Softbank | プププッ、プププッ♪ |
ドコモは通常だと識別音が流れず呼び出し音がいきなり流れますが、Xiカケ・ホーダイ加入者に架電した場合のみ「ドコモ♪」という音がします。
私は「ドコモ♪」は聞いたことがないのですが、ソフトバンクとauの識別音は何度か聞きました。
いつも呼び出し音の前にする音が、キャリア別に違うとは知らなかったのでびっくりです。
LINEなどで通話する人も多いので、たまに相手の電話番号にかけた時、識別音がしたら「あれ?」と思う人もいるでしょうね。
【理由2】電話が転送されているから
携帯から電話をかけて転送された時、呼び出し音自体は変わらないケースが多いですが、一般的に通常よりも呼び出し音が長いです。
「呼び出し音がいつもより長い気がする」と体感で思った時は、転送されている可能性があります。
例えば、携帯電話から固定電話に発信した際、着信相手が会社で、社内に電話を取れる人が居なければ転送設定になっている場合があります。
無条件転送なら、通信会社によりますが、呼び出し音が途中で変化することはありません。
一定時間応答がない場合、別の電話に転送される設定は「無応答転送」と言います。
私が証券会社で電話営業をしていた時、呼び出し音が通常より長い場合は留守ではなく転送中だったケースがありました。
呼び出し音が長々と鳴っている時でも、相手から無視されている訳ではなく、電話転送されている可能性があると覚えておいてください。
【理由3】相手が海外にいるから
携帯の呼び出し音は、海外でも着信を受けられるようにしていると、日本とは違う音になります。
例えば、北アメリカに居る人の携帯に発信した場合、「トゥーー…トゥーー…」という長く高い音で呼び出し音が鳴ります。
日本の「トゥルルル…」という音とは異なるので、電話を発信した時に聞こえると「あ、今日本に居ないんだな」とわかるのです。
海外の主な国で使われている呼び出し音は、3種類あります。
国 | 識別音 | 特徴 |
---|---|---|
イギリス アイルランド オーストラリア ニュージーランド | プー、プー…プー、プー… | 少し低く短い音が一拍空けて連続している。 |
韓国 北アメリカ | トゥーー…トゥーー… | 長く高い音が響いて、一拍空いた後で連続して続いている。 |
ヨーロッパ | プー……プー…… | 低く短い音が鳴ると、間隔が3秒から5秒空く。 |



いつもと違う呼び出し音が鳴っても、携帯の故障じゃないんだね。
携帯の呼び出し音で海外に居るとバレない方法3つ紹介


海外に滞在していると、日本からの電話を受けた場合、呼び出し音が変わることはお伝えしました。
友人や家族、会社の人に海外旅行へ行っているのがバレたくない時、呼び出し音が変わるのは困りますよね。
携帯の呼び出し音で海外に居るとバレないようにするには、2つの方法があります。
ここでは、携帯の呼び出し音で海外に居るとバレない方法2つを紹介します。
海外にいるとバレる心配がなくなれば、より一層旅行を充実させられますので、バレたくない事情がある人必見です。
SkypeやLINE通話を利用する
SkypeやLINEは、インターネット回線を利用したサービスですので、ポケットWi-Fiを持っていれば利用できます。
SkypeやLINEの呼び出し音は、海外に居たとしても変化はありません。
機内モードをオンにして着信を拒否した状態でも、SkypeやLINEを利用すれば、海外にいるとバレずに通話できます。
これから説明する手順でスマホの設定変更をした上で、通話したい相手がいる場合はSkypeやLINEに連絡するよう相手に伝えましょう。
「着信を受けず、インターネットは使用したい」という場合は、海外に行く直前に、携帯で5つの設定変更をしましょう。
- 機内モードをオンにする
- データローミングをオフにする
- モバイルデータ通信をオフにする
- Wi-Fiをオンにする
- ポケットWi-Fiに接続
機内モードをオンにした状態で、上記の設定をすると、日本からの着信を受けず、インターネットは使用できます。
データローミングをオンにすると、高額の通信料が発生するのでオフにします。
モバイルデータ通信も、オンにしているとアプリが自動更新され、データ通信が発生する可能性があります。
日本にいる間に、携帯の設定変更をしておけば、予期せぬ高額請求を防ぎ、着信を受けずにSkypeやLINEを利用できるでしょう。
国内でも海外でも使用可能なMy050経由の転送
「My050」というアプリは、050から始まる電話番号を取得して、着信音を変えずに携帯へ転送してくれます。
アプリを使用するには、設定費500円(税抜き)と番号維持費が6ヶ月毎に500円(税抜き)かかります。
友人や家族ならLINEやSkypeを利用する方法でも怪しまれないと思いますが、会社から電話がかかってくる場合は難しいですよね。
国際ローミングで着信を受けてしまうと、現地の通信業者の回線を経由するので、呼び出し音が変化して海外にいるとバレます。
050の番号に転送された電話は、SkypeやLINEと同じくポケットWi-Fiのネット回線を利用するので、呼び出し音に変化はありません。
My050をダウンロードして、すぐに自分の番号から転送されるよう、日本に居るうちに設定しておきましょう。
My050の設定手順は、7ステップ!
iPhoneならAPPストア、AndroidならGoogle Playからインストールできます。
クレジットカードを登録して、マイページからチャージしましょう。
自分の携帯番号から新しく取得した050の番号に転送設定します。
自分の携帯番号に着信があったら、間髪入れずに050の番号に転送する設定にしましょう。
転送ガイダンスを流れないよう設定しておかないと、「電話を転送します」というメッセージが流れます。
せっかく転送設定をしてもガイダンスを削除していないと、着信があった時相手にバレてしまうので注意してください。
万が一設定に不具合があった場合、自分の携帯に電話がかかって来ないようにしておきましょう。
My050はインターネット回線を使用するアプリなので、ポケットWi-Fiが必須です。
機内モードにした後は、忘れずに携帯のWi-Fiボタンを押しましょう。
My050は便利なアプリですが、注意点が3つあります。
- 折り返しすると、着信相手に050から始まる番号が表示されてしまう可能性有。
- 海外だと、Wi-Fiの環境下でしか使用できない。
- 事前に通話料をチャージする必要がある。
海外に居ることがどうしてもバレたくないなら、着信があった時、電話にすぐ出られるよう気を付けておきましょう。
携帯の呼び出し音がすぐ切れる理由と着拒の判別方法


携帯の呼び出し音がすぐ切れると、着信拒否されているのかもしれないと不安になった経験はありませんか?
携帯の呼び出し音がすぐ切れる時は、着信拒否以外にも理由が4つあります。
- 電波状況が悪い
- 端末の不具合
- 相手の設定
- 通話中
また、着信拒否されているかどうかの判別方法は5つです。
この章では、呼び出し音がすぐ切れる理由と着信拒否されているかの判別方法をお伝えします。
着信拒否されているかどうか判別できれば、相手に直接聞かなくてもいいので、不要なトラブルに発展せずに済みますよ。
携帯の呼び出し音がすぐ切れる理由4つ
携帯の呼び出し音が鳴ったのに、すぐ切れる時は受信者側と発信者側、両方に問題がある可能性があります。
携帯の呼び出し音がすぐ切れる理由は、4つあります。
発信者または受信者の電波状況が悪い場合、呼び出し音が鳴る前に切れる場合があります。
通信障害が発生している地域では、一瞬呼び出し音が鳴って電話が切れることも。
スマートフォンや携帯電話自体に問題がある場合、呼び出し音が鳴ってもすぐに切れてしまいます。
着信拒否設定やおやすみモードなどが有効になっていると、呼び出し音が鳴らずに切れる可能性が高いです。
相手が別の通話中の場合、呼び出し音が鳴っても接続できずに切れるケースがあります。
相手に着信拒否されているとは限らないので、次の章からその判別方法を解説していきます。
【判別方法1】時間を空けてかけ直す
着信拒否されていない場合、時間を空けてかけ直せば、相手は電話に出るはずです。
通話中なら、何度かかけ直せば、電話に出てくれますが、着信拒否なら何度かけても相手は電話に出ないでしょう。
何度かかけ直すのを試す時は、相手の迷惑にならない範囲で時間を空けてかけ直すようにしてください。
着信拒否や通話中でもなく、相手がおやすみモードを使用しているだけなら、解除した時、あなたからの着信履歴が残ります。
寝ていただけなのに、何件も着信履歴が残っていたら、相手も驚いてしまうので気を付けましょう。
【判別方法2】別の番号から通話可能か試す
別の番号でかけ直した時、呼び出し音が途切れずに続くようなら、元の番号は着信拒否されている可能性が高いです。
相手の契約しているサービスによっては、「着信拒否した番号」と「知らない番号からの着信」両方を拒否している場合もあります。
しかし、少なくとも別の番号でかけた時、呼び出し音がすぐ切れなければ、元の番号は着信拒否されているとわかります。
【判別方法3】SMSが送信できるか
iPhoneユーザー限定の見分け方ですが、着信拒否された場合、相手にSMSも送信できなくなります。
通話中だった場合は、通常通りSMSでメッセージを送れるので、1つの判断基準になるでしょう。
【判別方法4】迷惑電話防止アナウンスが流れる
着信拒否の場合、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません」というメッセージが流れる場合があります。
通話中の場合は、「ただいま電話に出ることができません」などのメッセージが流れます。
【判別方法5】呼び出し音の有無
呼び出し音が流れずに、すぐ切れて「ツー・ツー・ツー」という通話中の音が流れると着信拒否されている可能性が高いです。
通話中の場合は、呼び出し音が鳴ってから通話中の音が流れます。
まとめ
- 携帯の呼び出し音の前に鳴っているいつもと違う音は、呼び出し音ではなく「識別音」で、発信先のキャリアによって音が異なる。
- 携帯の呼び出し音がいつもより長く鳴っている時は、電話転送されていて、音そのものが違う時は相手が海外に居る。
- 呼び出し音で海外に居るとバレないようにするには、日本に居る間にスマホ本体の設定を変更する必要がある。
- 海外に居ても、ポケットWi-Fiのみを利用し、Skype、LINE、My050などのアプリを利用すれば、呼び出し音は変わらない。
- 携帯の呼び出し音がすぐ切れる時は、電波状況が悪い、端末の不具合、相手の設定、通話中であるのが理由。
- 着拒されているかは、時間を空けてかけ直す、別の番号からかけ直す、SMS送信、アナウンスメッセージ、呼び出し音で判別する。
職場が有給を取りづらい雰囲気だった場合、自分だけお休みをもらって海外旅行に行ったら、絶対バレたくないですよね。
海外に行くと、携帯の呼び出し音が変わるので、本記事を読んでしっかり対策してください。
機内モードをオンにして、着信が入らないようにした上で、インターネットだけ利用する方法なども紹介しています。
プライベートを守りつつも、快適さを失わない方法で、海外旅行を楽しみましょう。