
部屋でバルサンを焚いたのに、1週間後にコバエが飛んでいて困るわ…。



バルサンって、本当に効果があるの?
せっかくバルサンを焚いたのに、直後にコバエが発生していたら、全く効果がないように感じるでしょう。
バルサンがコバエに効かない時は、4つの原因があります。
本記事では、バルサンがコバエに効かない原因や効果を発揮するための対処法について、詳しく紹介していきます。
バルサンの効果を正しく理解すれば、うっとうしいコバエに悩まされずに済みます♪
「バルサンしたのにコバエ発見!」そんな時はスプレータイプのバルサンを併用しましょう!
コバエが潜むすき間にプッシュして、約1ヶ月予防効果が続きます。


コバエにバルサンが効かない原因4つ!役目や使用法注意


バルサンが効かないと感じるのは、バルサンの殺虫効果が、バルサンを焚いている間のみしか持続しないからです。
バルサンを焚いた直後に侵入したコバエや、卵の中にいるハエの幼虫には、バルサンが効かないです。



バルサンを焚いても、コバエを見かけずに済む保証はないのね…!
コバエにバルサンが効かない時は、4つの原因が考えられます。
コバエがバルサンを焚いても繰り返し発生してしまうなら、効果の範囲を正しく理解し、使用方法を見直しましょう!
コバエにバルサンが効かない時の対処法を知るためにも、まずはバルサンが効かない4つの原因を詳しく見ていきましょう!
コバエにバルサンが効かない原因を知れば「思っていた効果が得られなくて困る」ことはなくなります。
【原因1】使用時のみで持続性なし
バルサンは、「忌避剤」ではなく「殺虫剤」なので、薬剤が出ている間しか効果は持続しません。
忌避剤 | 虫を寄せ付けない成分が入った薬剤で侵入を防止する |
---|---|
殺虫剤 | 殺虫成分が入っており、その場で害虫を殺す薬剤 |



バルサンを焚いたから安心だと思っていたのに、翌日また家の中でコバエを見かけたわ!
バルサンがコバエに効かないわけではありません。
バルサンを焚いている間、薬剤が行き渡る範囲にいたコバエは死滅します。
一度バルサンを焚いたからと言って、その後コバエが全く寄って来なくなるという忌避効果はありません。
バルサンをしたからと言って、殺虫成分が家全体に残り、効果が持続するわけではないので、注意が必要です。
【原因2】卵の中のハエにバルサンが効かない
バルサンの殺虫成分は成虫に効果がありますが、卵の中まで効果を発揮しません。
コバエが産卵して、バルサンする時に部屋の中に卵があった状態であれば、死滅せず早ければ翌日に孵化して発生します。
バルサンは幼虫や成虫、部屋を浮遊している虫など、卵から返った状態の虫に効果があります。
バルサンを焚いたからと言って、コバエの卵まで死滅させられないと覚えておきましょう。
【原因3】設置方法が間違っている!NGポイント3つ紹介
バルサンする時、設置する方法が間違っていると殺虫剤が上手く部屋の中に散布されず、期待した効果を得られない場合があります。
バルサンを設置する時、NGとなるポイントが4つあります。
NGポイント | 対処法 |
---|---|
部屋が狭すぎる | 6畳以上で使用する |
部屋が広すぎる | パッケージに記載の広さで使用する |
密閉していない | ドアや窓を閉めて換気扇も止める |
床に設置 | 床よりも高い位置に設置する |
バルサンを6畳以下の部屋で使用した場合、煙や霧が過度に充満した結果、火災報知器が作動する可能性があるので、6畳以上の部屋で使用しましょう!
殺虫成分が隅々まで行きわたるように、目張りをするなど、しっかりと密閉した空間での使用がベスト!
バルサンは部屋の床に設置する人が多いですが、バルサンの殺虫成分は低い位置で滞留します。
バルサンを設置する際は、台などの上に置いて床よりも高い位置に設置するようにしましょう。
バルサンの設置場所を間違えると、殺虫成分は部屋全体に行き渡らず、低い位置に留まってしまうので、効かない原因になります。
【原因4】使用時期が間違っている
バルサンは、効果を最大限得られるタイミングがあり、そのタイミングを逃すと期待していた効果が得られない可能性があります。
そもそもコバエが発生する暑い時期に合わせてバルサンを焚かなければ、バルサンを焚く意味がありません。
「そろそろコバエが発生する季節だから」と事前にバルサンを焚いても効かないので、注意が必要です!
コバエにバルサンの効果を与える!解決へ導く対処法5選


コバエにバルサンの効果がない原因についてお伝えしてきましたが、ここからは対処法について詳しくご紹介します。
コバエにバルサンの効果がない時の対処法は、5つあります!
バルサンを定期的に、正しいタイミングと設置方法で使用すれば、コバエが発生するのを繰り返すのを防げます。
バルサンの効果は使用時だけなので、スプレータイプのバルサンを併用して使うことがおすすめ!
コバエを家の中に発生させない環境を作れば、バルサンした後で再度発生しないようにできます。
バルサンに効果がない時の5つの対処法を詳しく見ていきましょう。
5つの対処法を実践すれば、バルサンしてもコバエが繰り返し発生するのを防げます!
【対処法1】1週間以上空けて定期的に焚く
バルサンの効果は、主に使用時のみなので、コバエが発生する時期は1週間ほど間隔をあけて、繰り返し焚いた方が良いです。



そんなに短い周期でバルサンした方が良いのね…。
ハエの成長スピードはとても早いため、定期的に焚くことでバルサンの効果が実感できます。
定期的な使用がおすすめな理由
コバエを見かけたら、成虫だけでなく既に家の中で産卵していて卵がある可能性も!
ハエの卵は、1日~3日くらいで孵化してしまうので、確実にバルサンの効果を実感するには、1週間程度に1度の使用がおすすめです。
ハエは孵化してから早ければ1週間で成虫になり、部屋の中を飛び回ります。
コバエ対処法でバルサンを使う場合、コバエの成長サイクルに合わせて、1週間の間隔で使うのが正しい使い方です。



思い出したときに、頻繁にバルサンしたらコバエ知らずね!
数日おきなど、短すぎるスパンでバルサンを焚くと、効果が薄くなってしまいます!
数日おきなど短すぎるスパンだと効果激減
1週間よりも短い間隔でバルサンを焚くと、2つのデメリットがあるので、注意が必要です。
- コバエにバルサンの耐性がついてしまう
バルサンを2、3日など短期間で連続して使用すると、害虫に耐性がついてしまう危険があります。
コバエも例外ではなく、あまりにも頻繁に使用するとバルサンの効果が薄れる可能性があります。
- 人体に悪影響がある
バルサンの殺虫成分は、コバエだけでなく人体にも有害な成分です。
1週間の間隔を空けずに使用すると家具や床などに有害な成分が蓄積していきます。
間隔を空けずにバルサンを使用するのは避けましょう。



バルサンを焚く時は、説明書をよく読んで、適切な期間を空けよう!
【対処法2】暑さや湿度が高い時期や引っ越し後に使用
バルサンには使用に適したタイミングと設置方法がありますので、それを守ればコバエを効果的に駆除できます!



まずはバルサンの使用に適したタイミング3つをご紹介します!
バルサンの使用に適したタイミング
- 夏場などの暑い季節
- 梅雨などの湿気が多い季節
- 新居に引っ越してすぐ
コバエは20℃以上の湿度が高い時期を好むため、4月~11月がピーク時期です。
4月~11月の中でも、特にコバエが発生しやすい梅雨や夏の時期にバルサンすると、より効果的です。
引っ越し直後は、前の住居からコバエの卵やその他害虫が持ち込まれている可能性があるので、バルサンすると効果的です。
引っ越しする際、荷物にゴキブリやコバエの成虫、卵が紛れ込んで引っ越し後の新居に持ち込んでしまう場合があります。
引っ越し前の新居よりも、引っ越し後のタイミングでバルサンを焚いた方が効果はあるので覚えておきましょう。
【対処法3】正しい設置方法4つ紹介



続いてバルサンの正しい設置方法4つについて振り返りましょう!
バルサンの正しい設置方法
NGな例 | 対処法 |
---|---|
部屋が狭すぎる | 6畳以上で使用する |
部屋が広すぎる | パッケージに記載の広さで使用する |
密閉していない | ドアや窓を閉めて換気扇も止める |
床に設置 | 床よりも高い位置に設置する |
部屋が狭い時は、隣の部屋に繋がる扉を開けてある程度の広さを確保した上で密閉した方が良いです。
床にバルサンを設置すると薬剤が低い位置で滞留し、効果が薄まります。
バルサンは台の上に乗せて、部屋の床から天井までの高さの中心に置くようにしましょう。
【対処法4】スプレータイプのバルサンを併用する
バルサンは日にちを空けて定期的に使用する必要がありますが、スプレータイプのものはコバエを見かけたらすぐに使えます!
「バルサン」と言えば煙や霧が出るタイプが主流ですが、実はスプレータイプの殺虫剤があります。
スプレータイプの殺虫剤は、ゴキジェットと同じで殺虫剤を噴射してコバエを死滅させます。
バルサンした後でコバエを見かけた時は、スプレーを使えば長時間バルサンを焚く必要もないので便利です。
殺虫スプレーを何度使ってもコバエが発生する場合は、バルサンを焚いて一気にコバエを死滅させると良いでしょう。



殺虫スプレーとバルサンを上手に使い分けて、効果的にコバエを駆除しよう!
バルサンいやな虫なら、ワンプッシュでコバエを駆除して、寄せ付けないよう予防もしてくれます!


【対処法5】コバエを家の中に発生させない
バルサンした後もコバエが発生しないような環境を保てば、コバエが繰り返し発生するのを防げます。
バルサンしてもコバエが発生し続けるのは、家の中がコバエの発生しやすい環境になっている可能性があります。
コバエを発生させないための対処法3つをご紹介します!
- 生ゴミは早めに処理する
- 汚物は早めに片付ける
- ハエが侵入する隙間を塞ぐ
コバエは種類によって発生する場所が違いますが、家の中では主に生ゴミや汚物が発生源になります。
コバエは生ゴミに発生するイメージがありますが、ペットのフン、使用済みの生理用ナプキンなども発生源になります!
私の母が勤めていた会社の汚物入れに、コバエが卵を産み付けたせいでコバエが発生したという話を聞きました。
コバエが発生しやすい夏の時期に、発生源となる生ゴミや汚物を置いておくと、コバエの発生を助長させるので危険です。
コバエの発生を防ぐために生ゴミ、汚物は放置せずに早めに片付けるようにしましょう。
コバエが侵入する隙間、主に窓や扉の隙間を塞ぐのも重要なので、テーピングしてコバエの侵入を防ぎましょう。



家の中にコバエの発生源、侵入経路がなくなれば、バルサンした後もコバエは発生しません!
コバエ用バルサンをマンションで使う時の注意点4つ!





コバエに効果があるバルサンをマンションで使いたいけど、勝手に使っても良いの?



いいえ、バルサンにも種類があって、中には使用できないものもあります!
コバエに効果があるバルサンをマンションで使用するには、4つの注意点があります!
バルサンはいくつかの種類があり、中にはマンションで使用できないタイプがあります。
煙がでるタイプのバルサンは他の部屋に影響が出るので、必ず管理会社に使用しても良いか確認する必要があります。
一軒家と同じ注意点もありますが、マンションでは他の部屋に迷惑をかけてしまうので、特に注意すべき点として挙げています。
また、一軒家とマンション共通で注意すべき点は「番外編」として紹介しています。
【注意点1】煙や水タイプは使用できない可能性大
バルサンは主に3種類のタイプがあります。
「煙タイプ」「水タイプ」は使用許可が必要で、最終的に使用できない場合が多いです。
タイプ | 特徴 | 効果 | ニオイ | 管理会社への確認 |
---|---|---|---|---|
煙タイプ | 煙を発生させる | 必要 | ||
水タイプ | 水を使って煙を発生させる | 必要 | ||
霧タイプ | 薬剤を霧状に散布する | 不要 |
バルサンは煙タイプが一番効果が強いですが、ニオイが残りやすいため、マンションでは使用が認められていない場合が多いです。
水タイプのバルサンは煙タイプの次に効果がありますが、同じくマンションでの使用は認められていない場合が多いです。
バルサンの殺虫成分は人体に有害なので、人間の体に健康被害を及ぼし、ペットにも影響を与えます。
隣の部屋の住人がバルサンを管理会社や住民に黙って焚いたせいで、飼っていたトカゲやハムスターが死んでしまった話を耳にしました。
一番効果が強い煙タイプをマンションで使用すると、コバエは駆除できますが、煙から逃れるために他の部屋に逃げるケースがあります。
コバエだけでなくゴキブリなどの害虫も他の部屋に移動してしまうので、ご近所トラブルの元になってしまいます。
一軒家の場合は煙タイプのバルサンがオススメですが、マンションでは霧タイプを使用するようにしましょう!
部屋の密閉度が高いマンションの場合は、管理人さんや他の住民に告知すれば煙タイプの使用も可能な場合があります。
どうしても煙タイプの効果が高いバルサンを使いたい時は、管理会社に連絡して相談してみましょう。
バルサンプロEX霧タイプなら、マンションでも使用できるのでコバエ対策にピッタリ!


【注意点2】火災報知器や家電品にカバーをかける
管理会社から許可を得たら、マンションでも煙タイプのバルサンが使用できます。
煙が発生するタイプのバルサンは、火災報知器が鳴る原因になりますので、カバーをかける必要があります。
家電品などの精密機械は、バルサンの薬剤がかかると故障の原因になりますので、カバーで密閉してから使用しましょう!



一軒家でも同じですが、マンションに住んでいる場合は特に注意が必要です!
もし火災報知器が誤って作動してしまったら、他の住民まで迷惑を被りますので、絶対にカバーをかけるようにしましょう。
霧タイプのバルサンは火災報知器にカバーは不要ですが、ガス警報器にカバーをかける必要があります。
【注意点3】部屋を密閉して使用する
バルサンを使用する際は、煙が外に漏れないよう部屋を密閉する必要があります。
一軒家も同じですが、マンションでは特に、部屋が密閉された状態でバルサンを使用しないと、他の住人に迷惑がかかるので気をつけましょう。
窓や扉を閉めるのはもちろんですが、換気扇の止め忘れなどにも注意が必要です。
窓や扉を閉めるのにばかり気を取られていて、換気扇を止め忘れて煙が外に漏れ、廊下の火災報知器が反応したら一大事です。
バルサンする際は、部屋を完全に密閉できたかどうか、しっかり確認してから使用し、最後に外に出て扉を施錠しましょう。
【番外編】使用後は換気と拭き掃除必須
バルサンの使用方法にも記載はありますが、使用直後の部屋にまだ殺虫成分が残っているので、換気と拭き掃除が必須です。
換気すれば、空気中に残った殺虫成分はより早く消えます。
電化製品や家具に殺虫成分が付着しないようカバーはかけていると思いますが、床はむき出しのままでしょう。
バルサンは、妊婦さんや赤ちゃん、ペットに有害な成分が含まれていますので、歩いたり手で触れたりする部分は念入りな掃除が必要です。
まとめ
- コバエにバルサンが効かないのは、使用時のみ効果があるため、卵の中や使用後侵入したハエに効かず、繰り返し発生することが原因。
- コバエにバルサンが効かないのは、コバエが発生しやすい時期に正しい設置方法で使用していないことが原因。
- バルサンは1週間の間隔を空けて、暑い時期、引っ越してすぐの時期に、密閉した適切な広さの部屋で台に置いて使用する。
- バルサンできない時はスプレータイプを使って、家の中はコバエが発生しないよう生ゴミや汚物を早く処理し、侵入経路を塞ぐ。
- マンションでバルサンを使用するなら霧タイプが良く、使用する際は必ず火災報知機にカバーをかけておく必要がある。
- バルサン使用時は窓や扉だけでなく換気扇も止めたかチェックし、使用後は換気と拭き掃除を徹底して殺虫成分を霧散させる。
バルサンの効果や使い方、注意点を理解すれば、バルサンは結果的にコバエに効きます。
マンションに住んでいる人は霧タイプを使用し、バルサンできない時はスプレータイプを併用すれば効果があります。
本記事を読んだあなたも、是非この記事を参考に、コバエに困った時はバルサンを焚いてみてください!
バルサンはスプレータイプの併用がおすすめ!
コバエを突然発見しても素早く対応♪



