百合の花粉が付着しても放置したり、NG行動をとったりすると、頑固なシミになってしまいます。

百合の花粉が頑固なシミになる前に、正しい方法で取り除きましょう!
百合の花粉が洋服などに付いたときは、焦って手で払ったり、拭いたりしてしまいたくなりますが、これは逆効果です。



正しい花粉の落とし方や、シミの落とし方が把握できると、焦らずに対処できますね!
この記事では百合花粉の落とし方やシミになるNG行動、頑固な汚れの解決策まで詳しく解説しています。
正しい花粉対策の方法を知ると、花粉が付いたときも落ち着いて対処できるので、百合の花の魅力を十分に楽しめます!
百合花粉のシミは、時間が経つと落ちにくい!
シミが付着したら、すぐに無水エタノールでシミ抜きを行いましょう。


百合花粉の落とし方2ステップ!シミになるNG行動も紹介


百合の花粉が洋服などに付いてしまったとき、落とし方のポイントは、染み込んでしまう前に取り除くことです。



百合の花粉が付いたとき、焦ってすぐに取り除こうとしてしまいませんか?
私は、過去に百合を生けようとしたときに、花粉が洋服に付いてしまったことがあります。
百合の花粉を手で払ったり、拭き取ったり、洗い流したりすることは間違った落とし方で、逆にシミを作ってしまう原因になります。
百合花粉の落とし方やシミになるNG行動について、詳しく見ていきましょう♪
洋服などに花粉が付いても、正しい花粉の落とし方を知っていたら、シミになって後悔することもなくなります。
【落とし方手順】乾燥後は家にあるアイテムで取り除く
百合花粉の落とし方には順序立てが大切です!
簡単2ステップで、サッと取り除きましょう♪
百合花粉の落とし方2ステップ
百合の花粉は、ベタベタした状態で落とそうとすると、余計に定着させてしまうので、まずは乾燥させましょう。
しっかり乾燥させると、百合の花粉は落としやすくなります。
花粉を乾燥させたら、ティッシュやブラシ、粘着テープ、掃除機で取り除きます。



百合花粉の落とし方は、ティッシュで払うのが1番簡単そうね。
ティッシュだと簡単に取り除けますね!
どのツールを使用するにしても、押さえつけずにそっと取り除きましょう。



押さえつけたらダメなのね!
もっと詳しく落とし方や注意点を教えて?
乾燥した花粉を取り除くツール3種類
- ティッシュやブラシで払う
柔らかい素材であるティッシュは、百合花粉を払うのに適しています。
ブラシを使用するなら、100円ショップに売ってある化粧用のブラシがおすすめ!
化粧用のブラシは毛が柔らかいので、花粉落としに重宝します。
- 粘着テープに貼り付けて取り除く
粘着テープを、乾燥した花粉の上から軽く乗せ、百合花粉をテープに付けて落とします。
粘着力で百合花粉を崩してしまわないように、花粉の上にそっと優しく乗せて取り除いてくださいね。
- 掃除機で吸い取る
- 掃除機の先端部分を取り外し、丸い口の部分にタオルを輪ゴムで固定します。
- 花粉が付いている部分に掃除機の吸い口を軽く押し当てて、吸い込みます。
掃除機の吸引力が強すぎると、布を傷める原因となることもあるので、注意しましょう。
花粉をしっかり乾燥させておくと、後は家にあるアイテムを使って取り除けます。
力を入れずに上手に作業を行って、シミを付けることなく、百合の花粉をきれいに取り除きましょう。
- ティッシュペーパー
- 100円ショップの化粧用ブラシ
- 粘着テープ
- 掃除機
【NG行動】手で払う、こする、洗い流すとシミになる
百合の花粉が洋服などに付いてしまったとき、避けたいのは「花粉の色素がシミになり残ってしまう」ことです。
間違った方法で、百合花粉のシミを残さないために、やってはいけない花粉の落とし方2種類を紹介します。
手で払うと着色して被害が拡大
百合の花粉が付いてしまうと、早く取り除きたくて手で払ってしまうことがあります。
百合の花粉を取ろうとして手で払うのは逆効果で、花粉による着色につながってしまいます。
百合の花粉は脂質性の物質でできており、ベタベタした手触りです。
手の油分を介して花粉が洋服に定着して、ますます取れにくくなります。
濡れた布でこする、水で洗い流すとシミになる
普通の汚れを落とす感覚で、百合の花粉を濡れた布で拭き取る落とし方も逆効果です。
水を介して、百合の花粉が洋服に染み込み、シミになってしまいます。
百合の花粉を水で洗い流すのも、花粉の色素が繊維に染み込む原因になるので、NGです。
【特徴】どこにでも付着しやすく落としづらい
百合の花粉は、どこにでも付着しやすく落としづらい特徴があります。
- 付きやすく取れにくい
ベタベタしているため、洋服や家具など色々な場所に付きやすい。
- シミになりやすい
草木染めの染料にもなっているほどで、染まりやすく落ちづらい。
百合の花粉に限らず、花粉は花のおしべの先にある葯という部分で作られます。
花粉がめしべの先に付くことで花は実をつけ、子孫を残します。
花粉はめしべに付きやすくするためにベタベタしており、一度付くと落としづらいです。
百合の花粉は草木染めの染料にもなるほどで、布などにしっかり染まり、落ちにくいです。
百合の花粉は洋服や皮膚、家具などにくっ付きやすく、着色すると取れなくなることがある。
百合花粉の汚れが頑固なら3段階の解決策!注意点も紹介


百合の花粉を乾燥させて取り除いても、花粉の色が多少残って、汚れてしまうことがあります。
百合花粉の落とし方を間違ってしまうと、汚れてシミになってしまいます。
花粉の黄色いシミはなかなか落とせないので、悲しい気持ちになってしまったこともあるのではないでしょうか。



花粉を取ろうとしたらシミが洋服に残っちゃった。



花粉のシミは落としにくいって。
あきらめるしかないの?
百合花粉の色素汚れは落ちにくいのですが、あきらめないでください!
百合花粉の頑固な汚れが残ったときの解決策は3つあります。
この章では、百合の花粉の汚れを落とす3つの方法について詳しく解説するので、実践してみてください。
あきらめがちな百合花粉のシミ汚れですが、しっかりシミ抜きすると、これまで通り服を着用できます。
【ステップ1】日光に当てるとシミが薄くなる
直射日光に含まれる紫外線は色素を吸収するので、百合花粉による着色も日光に当てると、数時間で薄くなります。
日光に当てる方法は、道具が必要なく簡単にできる作業なので、天気が良い日なら、まず汚れた部分を日光に数時間当ててみましょう。



日光に当てるだけなら、いつでもできるね!
ただし、日光に当てる時間が長くなりすぎないように注意が必要です。
洋服を長時間日光に当てすぎると、紫外線により色あせしたり、生地が傷んだりする恐れがあるので気をつけましょう。
【ステップ2】除光液や無水エタノールでシミを除去
百合花粉は脂質性なので、水や石けんでは汚れは落ちませんが、除光液や無水エタノールを使うと、汚れを溶かして落とすことができます。
- シミ抜きしたい服の下にタオルなどを敷く。
- 除光液や無水エタノールを染み込ませた布で、シミ部分を軽くたたいてシミ抜きする。
下に敷いているタオルの方に、百合花粉の汚れが移り、簡単にシミ抜きできます。
- 除光液
- 無水エタノール



除光液や無水エタノールは、ドラッグストアで購入しましょう!
水洗いできないデリケートな素材の服にも、無水エタノールでシミ抜き可能♪
水で薄めると消毒液として使えるので、外出時のお供や、キッチン回りの消毒にもGood!!


【ステップ3】最終手段はクリーニング店を利用する
日光に当てても、除光液を使っても、百合花粉による汚れがなかなか落ちないときは、クリーニング店に出しましょう。
クリーニング費用が高くつきますが、百合花粉による汚れを確実に落とせます。



百合花粉は水分があると余計に定着するので、普通のクリーニングだと汚れが落ちません!
クリーニングに出すときは、百合花粉の汚れであることを伝え、「ドライクリーニング」できれいにしてもらいましょう。
百合花粉取り方とタイミング!花を傷つけないコツ紹介!


百合花粉の対処法として、花粉を落とさないようにするという予防策もあります。
花粉が出てくる前に、おしべの先の葯を取り除くという方法です。



正しい方法で葯を取り除くと、花粉で汚れる心配が、全くなくなります。
この章では、葯の取り方や取るタイミングを紹介するので、ぜひ試してみましょう。
百合はお祝いや新しい門出のときに送られる花で、甘い香りはリラックス効果もあり、多くの人に好まれています。
葯の取り方をマスターすれば、花粉で汚れる心配がなくなり、百合の花をこれまでよりも安心して楽しめます。
【取り方】指でつまんで簡単に取り除ける!
百合の花のおしべの先には、花粉が入っているが葯あります。
百合の花1輪につき葯が6つがあるので、花粉が出てくる前にこの葯を全て取り除きましょう。
花びらのすき間から指を入れて、葯をプチプチっともぎ取りましょう。



まだ花粉は出てきていないので、素手で取っても指先に汚れが付くことはありません。
百合の花は、開花が始まったら数時間で完全に開いてしまうので、なるべく早く葯を取るようにしましょう。
葯の表面に花粉が付き始めていたら、ティッシュで包むようにして、花粉が散らないように慎重に取ると良いです。
百合の葯を取り除いて受粉できなくすると、花持ちが良くなるので、長く百合を楽しめます。
【タイミング】花が開き始めたら都度取り除く
花が完全に開花したら、子孫を残す準備をするため、花粉が葯の周りにつきます。
花粉が外に出てくる前に葯を取ってしまえば、花粉が付くこともなくなります。
つぼみの先が開き始めて、おしべが見え始めたら取り除きましょう。
百合は次から次へ花を付けるので、それぞれの花が開き始めるタイミングで、すべての葯を取り除きましょう。
まとめ
- 百合の花粉は、どこにでも付着しやすく取れにくく、シミにもなりやすい。
- 百合花粉の落とし方は、手で払う、こする、洗い流すとシミになるため、花粉をよく乾かしてからティッシュやブラシで優しく払う。
- 百合花粉の汚れが頑固なら、日光に当ててシミを薄くするか、除光液や無水エタノールでシミを除去する。
- 百合花粉の汚れが落ちなくて手に負えないときは、クリーニング店でドライクリーニングをしてもらう。
- 百合の花が完全に開く前に葯を取っておくと、花粉の付着や花粉による汚れの心配がなくなる。
- 百合は次から次へ花をつけるので、それぞれの花が開き始めるタイミングで、すべての葯を取り除く。
百合花粉は、付着するとシミになりやすくて厄介ですが、慌てて払うなどせず、まずは花粉を乾燥させてティッシュなどで優しく取り除きましょう。
ぜひ今回ご紹介した、花粉の落とし方を参考にしてみてください。
花粉が出てくる前に、おしべの先の葯を取ってしまえば、花粉が落ちる心配が全くなくなります。
百合花粉の正しい対処法を知り、百合の花の美しさや香りを十分に楽しみましょう!
無水エタノールでシミを綺麗に落とし、百合の花粉と共に素敵な思い出を作りましょう。

